見出し画像

瞳のつくりかた

先日『瞳について語ろう 2』という記事を書いたら、コメント欄で「どうしたら色鉛筆で透明感のある瞳が描けるのか」というご質問を頂いた。
特に企業秘密でもないし、実は他のメディアでも質問されて答えたりしているので記事にしてみた。
しかも、たいして特別なことはしていないのだ。要はひたすら色を重ねる。
ではさっそく。

1.まずはざっくり輪郭を取る

瞳に風景を仕込みたい場合も、ここでざっくりイメージを固める

2.瞳孔とベースの色を塗る

猛禽類の場合は大抵薄い黄色がベース

3.光彩、角膜に少しずつ色を重ねていく

この辺りではまだまだ平面的

4.ひたすら色を重ねる

5.まだまだ重ねる

6.まだまだまだ重ねる(ちなみにこの辺りは完全に感覚)

だいぶ濃淡が出て来たけれどまだ割と平面的

7.黒を重ねる ※ここが一番のポイント

ぐっと瞳が深くなったのがお分かりいただけるだろうか

8.全体の色味を整えて(各色を再度重ね直している)完成

以上が、一番基本の基本の瞳の描き方である。

おまけ。イヌワシ制作過程。

私は基本的に下描きというものをしないので、まるで召喚魔法のように鳥が現れる。
それを楽しんでくださる方も多いのでこちらでも。

絵ではなく私の物語の方を楽しみにして下さっている少数派の皆様へ。次の記事は多分新篇です。
あ。明日の季語が鳥でなければ。笑

前回の瞳について語ろうはこちら▼


鳥たちのために使わせていただきます。