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4年目の春、最後だから思うこと。


大学生、最後の年。


このまま順調に単位が取得できれば、大学を卒業できる。


校内を歩いていると初々しい新入生たちがいる。まだ新しい環境に馴染めていない感じ、歩き方もよそよそしい。そんな新入生を眺めながら、私は自分の教室に向かう。


一緒に受講する人たちは3、4年生。初々しさのかけらもなく、大学生らしさが伝わってくる。私はこの空間に居心地の悪さを感じていた。最近出会う人は社会人や、就活生が多い。大学生らしさのある、この賑わいを味わうのは久しぶりだ。


この違和感は大学生になった時から感じていた。大学生らしくなることを怖がり、私は外へ飛び出した。サークルには入らず、いくつかの学生団体に入り、視野を広げようとした。


学生団体に入っていると「意識高い」なんて言われていたけど、私は大学で学んでいることよりもやりたいことだし、好きなことだった。だから周りからなんと思われていてもよかった。


その結果、学校にいるだけでは学べないことがあったし、人との繋がりもたくさんできた。自分が本当にやりたいことに向き合うことができている。


3年前のあの時、私がこの道を選択していなければ絶対に今の自分はいない。きっとやりたいことも見つけられず、周りに流され、安定と言われている公務員にでもなっていたのだろう。


大学4年目の春、私は就職活動をしている。いろんな会社があることを知るのが楽しい。世の中ってこんな風に回っているんだって知るのもおもしろい。働き始めると絶対に大変なこともあるけれど、自分が世の中を大きく動かしていける存在でありたい。会社に依存するのではなく、個人としても強くありたいと思う。


やりたいと思ったことは全部やってみる。行きたいと思った場所には全部行く。悩まない、お金がないからって諦めないこと。学生というブランドを使って、自由に動けるのはあと1年だけ。


だからこそ、今年1年が勝負だと思っている。


これまでは何かに所属して、組織の中で頑張ってきた。そこでの学びは大きかったし、仲間もたくさんできた。私はその組織しかしらない。組織の中での自分の立ち位置しか分かっていない。このまま社会人になるのはなんだかもったい気がしている。


だから今年は身につけたこと、出会った人たちに協力してもらいつつも、何かに所属することなく、個人の力で頑張ってみる。


本当の自分と向き合い、行動していく。


この一年は「自分のため」に使うんだ。

最後までご覧いただきありがとうございます。少しでも「いいな」と思って頂ければ嬉しいです。また読みにきてくださいっ。