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育児記録 0m3w4d 魔の3週目

お子が生まれて3週間が経った。
昼夜を問わない3時間おきの授乳、オムツ変え、夜泣きと、退院してからとにかく怒涛の日々だった。
退院してから5日ほど実母が上京してきてくれ一緒に過ごしてくれた。

吸引分娩だったことで、切開した範囲が広く、陰部(というかケツぜんぶ)痛くて歩くのもままならない日々だったので助かった。こんなに予後が悪いなんて思わなかった。

実母が帰ってからはケツも痛いし、貧血だし、ホルモンバランスの変化で手足の指が強張って痺れる、涙がすぐ出てくる、母乳過多で胸が張って激痛、、、そこにやって来るお子のお世話、、、とフルコースな具合でしばらく心身ともにボロボロ。

とにかくお子の命の重さに耐えられず、何回も授乳中に泣いたりした。
毎日夫が仕事から帰ってくるたびに、『今日も、死なせずに生かすことができた…』と思っていた。


そして、夫婦とお子は魔の3週目というものに突入し、夜全然寝ないお子、昼間も抱っこからおろすとぐずぐず、、、と言った具合である。

夫は仕事柄育児休暇取得が難しく、昼間は基本的にワンオペ。
(育児以外の家事は全てやってくれている…感謝…)

まだ一才にもならないお犬がいるのだが、好奇心旺盛でお子をペロペロするし、オムツや衣類をたべてしまうし、イタズラがここ数日加速していた。
かまってあげられず、ケージの中でキュンキュン鳴いているお犬を見て罪悪感で泣く、お子が寝たちょっとした隙間時間に遊んであげたくても自分も睡魔に勝てず、遊んであげられなくて泣く、、、ととにかくお犬とお子のお世話に追われ追い詰められていた。

あまりに私が憔悴しているのをみかねた夫が、生活が落ち着くまで夫の実家にお犬を預けることを提案。
何度か預けたこともあるし、夫の家族はお犬をすごく可愛がってくれるのは知っていたけどやっぱり私達の都合で他所に預けられるお犬の気持ちを考えると胸が張り裂けそうだった。
何より、育児の合間にお犬を抱っこした時のフワフワの感触や、ポップコーンみたいな匂いに癒されていたのでとにかく寂しかった。

でも私とお子とお犬で家で、窮屈に過ごすよりは、夫の実家の広い家でたくさんの人にのびのびと遊んでもらって可愛がってもらった方がいいのではと思い、夫の実家へ昨日旅立っていった。

夫によると、みんなに遊んでもらえて幸せそうだったとのこと。よかった。11月にはお犬の誕生日があるのでその頃までには落ち着いていたい。


お犬が一時疎開して、初めての朝、キュンキュンなく声で心を痛めることなくお子とゆっくり向き合えることに安心している。
少しずつ家族として経験値を積んで、また4人(3人+1匹)に戻った時にたくさん楽しいことをしよう。



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