"らしくない"へのちょっとの背伸び。
演劇や映画を作ったり演じたりする学校の説明会に行った。
同じ場所に今泉力哉監督がいらっしゃって、なんと。ちょっとだけ雑談をすることができた。
一昨日「愛がなんだ」を映画館で見たぶりに見たけど、マモちゃんがより一層クズに感じたという話をした。笑
「ありえない」が、人生に入ってきた日だった。
自分が何か人の前に立って、ましてや演技をするとか、観るのが好きだった映画をつくってみるとか、演劇に関してはほとんど皆無と言っていいほどこれまで何も触れていなかったり。いやないない！に当然振り分けてしまうような要素ばかりだけれど。
でもなにか、唐突に気になって、でも実はたぶんずっと興味はあったことで、突然すごくやってみたくなった。びびる自分に説明会行くだけならとんでもないことにはならないから大丈夫って言い聞かせて、結局五反田の思った以上の東京感にびびりつつも入ってみて。
このたった数時間で、劇的に人生が変わったわけではないけれど、でも変わった。いやいや絶対ないよね、だったこと、とんでもないと思ってたことが、「ありかも」に変わった。
結論として、今年は入学できないかもしれない。どうしても参加しないといけない期間と、サティシュに会いに行くイギリスツアーが被っている。
これだけおお〜と思ったのだから、思い切ってもいいのだけど、なんか少し今自分が何をしたいのかわかった。
今、この2024年は、メッセージの伝え方をめっちゃ学びたい。でも今すでにもっている固定化した考えやずっと同じメッセージをあの手この手でこねこねして伝え続けるのではなく、自分もどんどん変わっていきたいのだ。社会と世界と関わりを持って、自分自身がものを知って変わっていくということをしたい。
ここしばらくの(もちろん今でも)わたしのやりたいことのすべての行き着くところは、「become who you are」*なのだった。
自分にも、みんなにも、それを贈りたかった。それがいちばんの夢になっていた。
サティシュに会いに行くのも、書くことも、あと新しく加わった演じるとか作品をつくるということも。自分の殻を破ったり、身体をつかったり、表現したいことをかたちにするという面で、いろんな最近のやりたいことはぜんぶ、行き着くところは、become who you areなのだった。
だけど今日パンフレットを見ていて、吉田浩太さんという映画監督のコメントにあった「自分の中にある漠然とした言いたい事や主張したい事を、脚本にして研究し、チーム一丸となって表現をする」という言葉を見た時に思った。
言いたいことは、今もあるはある。
でも、なんかまだ、わたしという小さな小さな範囲の中で作り上げたものなんだろうと、そういう実感がある。個人の感性や思考、表現は、それが洗練されているかとか、評価に関係なくもっとそれぞれが大事に思っていいし、わたしなんて…と思わずに表現できればいいと思う。それこそbecome who you areだ。いつの段階でもいのちから生まれるものとして、それぞれに大切にされるべきだとは思う。
でも。何かを何かがよくなるようにと願って発信するなら、やっぱりできるだけ、世界と繋がったものをと思うのだ。一人小さな部屋で思った独り言もいいけど、"わたし"ばかりにとらわれない広い世界のいろんな小さな片隅に浸って、そこから感じ取ったもの特有の誰かに届く力はあるんじゃないかとと思う。
だからなんか、わたしはもっと世界と関わって、そこで見て知って感じたり考えたりして、言いたいんだ、表現したいんだと思った。
なので、サティシュに行くのを諦めればこのスクールに通い始めることもできそうだけれど、やっぱり決めた通り行こうかなと思っている次第。その分他にもできることややってみたいことはたくさんあるから、まあ来年のことなんてどうなるかわからないけど、今年は冒険しながら自分でできる表現(主に書くとか)にトライして、今の気持ちとしては、来年スクールに通ってみたいなと思っている。
ふー、一気書き。でも結構、今の自分の考えが結構言語化できた気がする。
*become who you are
直訳すると「あなた自身になりなさい」
下記の本の中に出てくる、デンマークの生の学校と呼ばれるフォルケホイスコーレという教育機関の先生の言葉。わたしのなかで一番夢見る、このためにいろんなことを人のためにも自分のためにも挑戦したいなと思うこと、きっとここに生きる喜びのヒントあるだろうなと思うことなのです。
〜4月5日(金)のつぶやき〜
山手線、五反田駅から大崎駅に向かう時の、あれはなんだったんだ？ものすごいカーブ？でほんとに本気で手すりを掴もうとしているのに届かなくて、ドアの向かい側に立っていたお姉さんの方にどんどん吸い寄せられていくという、地味に日常生活で体験できないアクションな体験をさせていただいた…申し訳ない。感謝。
読んでくださり、本当にありがとうございます🌷 スキやコメントでつながってくださったら、さらにとっても嬉しいです！ サポートをいただいた場合は、心を動かす体験に代えて、文章を書きます。