食べすぎを防ぐカロリーコントロール
ダイエットに励む方の中には、「カロリー制限」をされる方が多くいらっしゃることかと思います。
食事量を減らすのはたしかに必要なことではありますが、過度なカロリー制限は続かないほか、逆にやりすぎてしまうケースも珍しくありません。
そこで今回は、無理のないカロリー制限の方法について解説していきます。
カロリー制限は100から300まで
カロリー制限の目安は、1日100キロカロリーから300キロカロリーといわれています。
これ以上カロリーを抑えてしまうと代謝が下がるだけでなく、飢餓ホルモンという物質が分泌されてしまいます。
飢餓状態にすることは、脂肪燃焼を促すうえでは大事なポイントですが、この飢餓ホルモンが分泌された状態で食べすぎてしまうと、歯止めが効かなくなってしまいます。
また、「もう、どうにでもなれ効果」と呼ばれる一種のリセット効果が発動し、食欲が止まらなくなってしまうことも珍しくありません。
カロリー制限を厳しくしすぎてしまうと、今後のダイエット計画がすべて台無しになってしまうことも考えられます。
では、どれくれらいのカロリーを抑えればいいのでしょうか?
・毎日100キロカロリーを抑える→1年で約4キロ
目安としてはパン1個分
・毎日150キロカロリーを抑える→1年で約6キロ
おおよそ500ミリのソフトドリンク1本分
・毎日300キロカロリー抑える→1年で約14,2キロ
だいたいケーキ1個分
最後のケーキ1個分は約14,2キロとなかなか効果が大きいので、一度チャレンジしてみてもいいかもしれません。
ただ、普段から節制されていて「これ以上減らすのは難しい…」という方もいる方も多いでしょう。
そのような方は、運動で減らすのも有効です。
たとえば、日々の生活の中にジョギングなどの有酸素運動を取り入れることで、手軽に余分なカロリーを消費できます。
糖質制限ではなくカロリー制限
糖質制限で痩せたという方もいるかもしれませんが、糖質制限にはさまざまなデメリットがあるとされています。
慢性的なエネルギー不足になるほか、なにより睡眠の質が下がってしまいます。
寝ている途中で目が覚めてしまう、なんとなく疲れが取れないなど、さまざまなトラブルで悩んでしまうかもしれません。
さらに、太る原因は「糖質」ではなく「総カロリー数」という研究結果もあります。
つまり、「糖質制限をしたから痩せた」というわけでなはく、「糖質を制限したことによって1日の総カロリー摂取量が減ったから痩せた」ともいえます。
もし糖質制限中で寝不足や慢性的な疲れに悩んでいる方は、一度見直してみるのもいいかもしれません。
カロリー制限は食物繊維と一緒に
各種メディアでさまざまなダイエットに関する情報が取り上げられているので、何をどうしたらいいのか困ってしまいますよね。
ダイエットの方法は多岐にわたりますが、一つ選ぶとしたら、やはり「食物繊維」が豊富な野菜や果物を積極的に取るという食事の改善から始めるのがベターです。
特に、最初に葉物などのサラダから食べ始めると満腹感が得られ、自然に食べすぎを防止できます。
また、人は視覚からも影響を受けますので、普段使っている食器をワンサイズくらい小さくすることもおすすめです。
「茶碗一杯食べたからこれ以上はやめておこう」など、食事全体に対する抑止力が働くため、手軽に箸を止めることができます。
食べすぎは意志力では防げない
僕は特に意志が弱い方で、ダイエットを意思の力で乗り切ろうと考えるのは難しいと考えています。
簡単に誘惑に負けてしまうので、まずは楽に行えるような仕組みづくりから始めてみるのが大切です。
普段はメンタルの改善方法を中心に書いていますが、このような生活の質に関する内容も時折紹介していますので、もしよかったら次回もご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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