好奇心と生産性

人間は何かを決めて行動するとき、脳がその全てを決めています。

ときには迷ったりつまずいてしまうこともありますが、多くの場合最善の結果になるように考えて決断していくことでしょう。

有名な研究者のみなさんが今でも日々調べているくらいその構造は複雑で、今でも100%わかっていないこともあるくらい未知なものです。

今回はその脳の働きを交えつつ、仕事や趣味など、あらゆる分野で生産性を高めるために役立つ方法を3つ紹介していきます

楽しみながら取り組む

仕事でも趣味でも同じなんですが、好奇心を持って取り組む人って上達が早いんです。

これは生産性が高いということでもあり、普通に物事に取り組む場合に比べて約37%も上がるという研究データもあるそうです。

なお、これは苦手な仕事やつまらない作業でも同じように生産性が高まります。

なのでそのようなことをするときは、「何かひとつ楽しみながらできるポイントを探す」ことで手早く終わらせることができるようになります。

仕事が出来る人の中でよく「仕事をゲーム化しよう」と謳っている方もいます。

これはゲーミフィケーションと呼ばれており、これが有効だと言われているのも脳の働きが関係しているのかもしれませんね。

ハードルが下がる=好奇心を持つ

好奇心を持つことで生産性を高めることができるんですが、もう一つメリットがあります。

何か新しいことを始めるとき、なかなか重い腰が上がらないという方って多いのではないでしょうか。

これはその人の中で「ハードルが高いもの」と思い込んでいることが原因として挙げられます。

なのでこのハードルを下げてしまえばいいんですが、そのためにはどうしたらよいのかというと、「好奇心を持つ」ということになります。

これはどういうことかというと、まず好奇心を持つことで色々と知りたいと思うようになります。

そのためその対象に触れる回数が多くなり、それと同時に接触効果という心理作用が働くようになります。

この接近効果というのは「知ったり学んだりすることで、どんどん興味を持って取り組めるようになるよ」みたいな性質を持っており、この効果によってやってみたいという欲求が高まっていくんです。

これで最初のスタート段階におけるハードルも低く感じられるようになるんですね。

ネガティブノートを作る

好奇心を持つことでスムーズに取り組めるようになるんですが、中には気の進まない作業もあるはずです。

また、イヤな作業をする際上司や先輩から嫌みや暴言を浴びてしまうこともあるかもしれません。

いつもなら、
・またイヤなことを言われた
・なんで私ばかり言われるだろう…

みたいに凹んでしまうかもしれませんが、それを逆手に取ることでやる気がアップします。

おすすめなのが「言われた悪口や嫌みを一つずつメモに残す」という方法です。

記録に残すことで客観的に把握できるようになり、次第にネガティブな気持ちも薄まっていくというものです。

イヤな気持ちをただひたすら書き出していく、「エクスプレッシブライティング」にも近い効果がありますので、一度試してみるのもいいかもしれません。

もしかすると、ノート1冊が愚痴や悪口で埋まってしまうかもしれませんが、それはそれで面白味がでてきますよね。

なお、イヤな仕事を無理矢理行ってしまうと、次第に脳が萎縮してしまうということもあるそうです。

脳の萎縮は記憶力を司る海馬の萎縮にもつながってしまうので、イヤな仕事に就いている人は脳のためにも転職を考えた方がいいかもしれません。

脳は成長する

年を重ねると「記憶力が下がる」とか、「要領が悪くなる」ということを言う人がいますが、脳は日々の訓練によってその機能を高めていくことができます。

特に記憶を司る海馬は普段使わないと次第に衰えていくため、読書や勉強、脳トレみたいなゲームをしてみるのもおすすめです。

また、20代・30代のような若々しい見た目の方の中で、実は40代・50代だったと言われたことってありませんか。

見た目の年齢は脳の年齢とも呼ばれているので、アンチエイジングを目指すのであれば、まずは脳の働きを高めることから始めてみるのはいかがでしょうか?

逆に見た目が老けてしまう前からやらないと、後悔してしまうことになってしまうかもしれませんね…

今回は脳の働きに注目して日々の行動に役立ちそうなことについてまとめましたが、これからもみなさんのお役に立つようなことを書いていきますので、もしよければご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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