周りは気付いてくれない
メンタルが病んでしまうと、普段できるようなことができなくなってしまいます。
布団から起きてトイレに行くことすら億劫になってしまい、生きていくことだけで精一杯になってしまいます。
身体に鞭を打って職場に向かっても、そんな自分の状況を知る人は誰もいません。
単なる風邪だと判断されることがほとんどで、仮に理解されても「でも、会社に来れるなら最低限これくらいできるよね?」みたいな感じで受け取られてしまうでしょう。
自分がどんな思いで職場まで来たのかなんて、知る由もありません。
やらきゃいけないノルマやタスクが目の前に山積みになり、それらを一つずつ消化していく。
体が疲弊している中で行う作業は想像以上につらく、フルマラソンの35キロ地点にたどり着いたほどのしんどさだと思います。
集中力や注意力も普段以上に落ちているので、ミスも多く、それによって上司や先輩から怒られることも多くなってしまいます。
適応障害になって、改めて体調管理の大切さを実感しました。
無理をして元気な振りをしない
体調が優れないときは休むことが最優先事項になりますが、それでも状況によっては休めないこともあるでしょう。
人手不足だから、忙しい時期だからと、いろいろな理由で休めないこともあるはずです。
また、そういう状況を理解しすぎてしまい、自分から「休みたい」と伝えることができない方も多いはずです。
自分もそういう気持ちでなかなか伝えることができず、元気な振りをして体をごまかしながら仕事に臨んでいます。
ですが、いつメンタルが悪化して行動できなくなってしまうかはわかりませんし、そうなってしまったらなおさら職場に迷惑をかけてしまうことになってしまいます。
休むことが大事だけど、それ以上のいらない責任感が邪魔をして、休む意思を伝えられない。
本当に、自分が嫌になってしまいます。
休む勇気を持つ
メンタルが強い人もいれば、逆に弱い人もいますし、要領のいいひとがいれば、何度もやらないとできない人もいますよね。
社員全員の理想を叶えることはほとんどできませんし、そういう組織は成り立ちません。
ですが、できる限り従業員全員の足並みがそろうような仕組みを組織は作らないと、今後ますます人手不足になってしまうのではないのでしょうか。
できないやつは切り捨てられるということを、今までの社会人経験の中で痛いほど思い知らされました。
そんな思いはもうたくさんですし、自分よりも年下の方たちにはなるべくそんな思いをさせたくありません。
自分がもし上の立場になったら、そういう仕組みを作っていきたいです。
利益を上げることは大事なことですが、それと同じくらい、従業員の気持ちに寄り添える人になりたいですね。
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