情報の精査
仕事や恋愛で悩んでいるとき、簡単に手に入る情報を頼りにして判断してしまうことってけっこうありますよね。
雑誌の占いや血液型診断など、特に恋愛ではわりと気にしてしまうこともあり、モチベーションのためにラッキーグッズをあえて買ってから会社に行くことも多くあります。
でも、このように誰もが簡単に手にすることができる情報を頼りにし過ぎてしまうと思わぬトラブルにあってしまう危険性があります。
【そんなことないだろ!】って思うかもしれませんが、今回は鵜呑みにする危険性について書いてみます。
利用可能性ヒューリスティック
取り出しやすい記憶情報を優先的に頼って物事を判断してしまうことで、損をしてしまうことってわりと多くありますよね。
テレビでよく取り上げられている情報やインターネットで転がっている広告など、人は普段目にしているものに頼って意思決定をしてしまう生き物であり、これが全面に出てしまうとその裏に隠れている危険性やリスクに目を向けることができなくなってしまうんです。
・値段が高いホテルの方が普通のホテルよりもきっといいものなんだろう
・テレビでも取り上げられた料亭だからきっと味もサービスもいいんだろう
こんな感じで一度目にした情報を頼りにして、勝手に判断して期待してしまうんです。
もちろん100%間違いだと言い切ることはできないんですが、まるっきり信じてしまうと思わぬトラブルに遇ってしまうかもしれない、そんな危険もありますよってことです。
このような利用可能性ヒューリスティックによるトラブルを回避するには【物事を色々な視点で見て判断する】クセを付けることが必要になります。
最初に書いたテレビやインターネットなどで頻繁に出ている情報はひとまず置いておいて、自分なりにより詳しく調べていきます。
もちろん今の時代インターネットを全く使わずに何かを調べることはかなり難しいので、たくさんのサイトを見たり、あえて反対の立場に立ったサイトなどを見たりしてさまざまな角度で考察していきます。
・牛乳って体に良いって思ってたけど、本当は悪い影響もあるんだ
・副業も大事だけど、まずは本業の仕事で成果を出すことも大事かも
手に入りやすい情報が全部うそとは言えませんが、解釈の違いや考え方の違いによって結論が覆ってしまうことも少なくありません。
どんな情報も鵜呑みにしてはいけないってことなんですよね。
まずは疑って確かめる
情報を鵜呑みにすることは簡単ですが、一種の思考停止状態になってしまうので、自分の頭で考えるクセが付かなくなってしまいます。
仕事でも大事な思考力を付けるためにも、日々の生活の中でちょっとずつ実践していきましょう。
現状維持バイアス
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