内向的な人の強み・弱み

年が明けて新年会に参加される方も多いかと思いますが、内向的な人は肩身の狭い思いをされている人も多いのではないでしょうか。


居酒屋でのオーソドックスのタイプから優雅な立食スタイルまで様々ですが、職場や取引先の方と話すということは変わりません。


無理して話そうと頑張っても体力を消費するだけで、結局対して仲を深めることができなかったということも少なくありません。


なので今回は無理に話すことなく新年会や飲み会を乗り切る方法について書いて行きます。


内向的であることに引け目を感じない


とある研究者の研究データによると、日本人の約30%は内向的な性格の持ち主であり、70%は外交的な性格の持ち主とされています。


つまり、少なくとも半数以上は話しかけることや目立つことに抵抗がない人ということであり、必然的に内向的な人はマイノリティーになります。


これでは「周りの人はみんな楽しそうに話しているのに自分だけが孤立している…」みたいな負い目を感じてしまうのも無理はありません。


なのでまずは外交的な人が半分以上なんだということを受け入れることが大事になります。


アフリカに行ったらアフリカ人が大半を占めているくらい当たり前のようなものと思えば気分も少しは楽になります。


プレッシャーも少なくなれば素の自分を出せるようになりますし、リラックスしながら話すこともできますからね。


コミニュケーションのタイプを知る


「Social Style(ソーシャルスタイル)」と呼ばれる人間のコミニュケーションを図る上で指標になるようなものがあります。


大きく分けて4つのタイプがあり、それぞれ簡単に紹介していきます。


・ドライビングタイプ
→自己主張が強く、基本的に相手に指示を出すことが得意なタイプ
他人と衝突することが多いですが、その分成長意欲が高いので、出世しやすくリーダーに向いているタイプ
・エクスプレッシブタイプ
→楽観的でどんなことでも楽しみながら取り組むタイプ
ムードメーカーで沈黙が苦手で盛り上げることが得意なタイプ
・エミアブルタイプ
→協調性が高く、波風立てない穏やかなタイプ
人の頼みを断り切れないような優柔不断な面もある
・アナリティカルタイプ
→事前に綿密な計画を立て、コツコツと継続して行くタイプ
マイペースで黙々と作業を進めていく職人気質

このようなタイプに分かれます。


これらに優越はないんですが、いわゆる内向的な人は「アナリティカルタイプ」に属していることが多いです。


「マイペースでコツコツ」の時点で想像つくかと思いますが、このタイプは基本的に自分から話しかけることはほとんどないため自然と浮いてしまいます。


なお、ドライビングタイプも浮いてしまうことがあります。


一見すると指示を出してリーダーシップを発揮するこのタイプ。


仲が良いグループ同士なら特に問題がないんですが、初対面の人との打ち合わせや飲み会では、「人から決めつけられること」に対していらだちを覚えることが多いんです。


なぜなら自分で他人に指示を出していくことが得意なため、他人から指示されたり決めつけられることに強い抵抗を感じてしまうからなんです。


エクスプレッシブタイプの人は良くも悪くも空気を読みませんから、
・○○さんって自分に厳しそうですよね
・○○さんって仕事ばかりでいつも忙しそうですね


このようにちょっと決めつけられるようなことを言われると、「あんたに自分の何がわかるんだ!」といった反発心が生まれてしまいます。


なのでドライビングタイプの人の仲には初対面の人同士で集まるパーティー会場が苦手という方も少なくありません。


ではこの2つのタイプに当てあまる人はどのようにしたらよいのか。


可能な限り断る


これらのタイプは先天的に決まっており、後から変えようとしてもなかなか変えられるものではありません。


訓練によって「エクスプレッシブタイプのように振る舞う」ことは可能ですが、いつも以上に労力がかかりますから疲れてしまうんです。


なので絶対に欠席できないような飲み会やパーティー以外は欠席することをおすすめします。


身も蓋もないような言い方ですが、人間得手不得手がありますからね。


主催者になる


参加者の立場では呼ぶ人を選ぶことってなかなかハードルが高いものです。


いっそのこと自分が主催者の立場になれば、仲の良い人や話しやすい人を選んで集めることができます。


また、主催者になるというのは会場選びから進行役まで全て行わなければいけません。


そのためリーダーシップや段取り力といったビジネスでも役立つ力を高めることができます。


さらに趣味が合う人を集めると、内向的な人でも外交的の人のように振る舞うことができるコアパーソナルプロジェクトを活かすことができ、より一層盛り上げることも可能です。


ちょっと面倒なように感じるかも知れませんが、それ以上に得られるメリットがあります。


無理に周りに合わせない


まずは自分のタイプを知り、それぞれが得意とする面を出していくことが大切です。


数多くいる人の中から自分と同じ価値観や雰囲気を持っている人を見付けて話すとけっこう盛り上がったりします。


全員に好かれることは不可能ですから、ゆっくりと自分のコミニュティを広げていきたいものです。


みなさんのお役にたてていただければ幸いです。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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