津田 美沙

Osaka 1976年生まれ

津田 美沙

Osaka 1976年生まれ

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コロッケ

母とコロッケを食べた。 母が「このコロッケ、何か入っている」と言った。 「いや、コロッケやねんから何か入ってるねんけどな」と母が言った。 「コロッケやねんから何か…

津田 美沙
3年前
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受け取るものは人それぞれ

私はこのnoteの他に、ブログを書いている。 ブログにはコメント欄をつけることもできるが、あえてつけていない。 律儀な性格なので、もらったコメントにはきちんと返事をし…

津田 美沙
3年前
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桜の季節に振られたことがある。 落ち込んでどうしようもない気持ちを、桜を見て慰めた。 桜はこんなに綺麗なんだから、こんな綺麗な桜を見てるんだから、私の気持ちは癒…

津田 美沙
3年前
コロッケ

コロッケ

母とコロッケを食べた。
母が「このコロッケ、何か入っている」と言った。

「いや、コロッケやねんから何か入ってるねんけどな」と母が言った。
「コロッケやねんから何か入ってないと、衣だけになってしまうから」と。

「もちろんジャガイモが入ってるねんけど、ジャガイモ以外にも何か入ってる」と母が言う。

私は返す。
「そりゃ、牛すじコロッケを買ってんから、牛すじ入ってな困るやろ」

受け取るものは人それぞれ

受け取るものは人それぞれ

私はこのnoteの他に、ブログを書いている。
ブログにはコメント欄をつけることもできるが、あえてつけていない。
律儀な性格なので、もらったコメントにはきちんと返事をしなきゃと思ってしまう。
同じようなコメントがきても、同じような返事を返しては失礼だと思ってしまう。
なのでコメント欄の管理が大変なのだ。
だからあえてコメント欄はつけていない。

コメント欄はつけていないが、インターネットに自分の意見

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桜

桜の季節に振られたことがある。

落ち込んでどうしようもない気持ちを、桜を見て慰めた。
桜はこんなに綺麗なんだから、こんな綺麗な桜を見てるんだから、私の気持ちは癒されるはず。
自分で自分に言い聞かせていた。

振られたことは事実で、もう変えようがなくて、何か出来るわけではないのに焦燥感に駆られていた。
ジっとしていられなかった私は、時々歩きに出かけた。
桜が咲く道を選んで歩いた。

強く風が吹いて

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