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2023/02/20 MOIW2023 day2が無いと生きていけない

2回もnoteで取り上げといてまだアイマス合同ライブの話をするの!?

します。

アイドルマスター5ブランド合同ライブ 『MOIW2023』のアーカイブ配信が2月20日までだった。私は15日にday2の配信チケットを買ってライブを鑑賞した。

それからというもの、毎日アーカイブを観て、毎日アイマスのことばかり考えるようになってしまった。毎日朝に「Plus 1 Good Day!」を見ながら起きて、疲れたら「MOONNIGHTのせいにして」を見て活力を貰い、気分が沈む夜には「M@STERPIECE」を見て泣いてデトックス。そんな生活を送っていた。
今日はアーカイブ見納めの日。せっかくなので合計で4時間以上あるライブ映像を最初から最後まで通して観ようと思って観ていたら、もうこのエンタメに触れた瞬間に爆発する感情を言葉にしないのは野暮すぎる!! と突如思いnoteに感想を書くことにした。今更。

以下、MOIW2023 day2にて特に気になったセットリストについて感想を書き連ねていく。ギリギリまで映像を見ていたので、当時にnoteを書くことはできなかった。記憶を探りながら書きます。


自己紹介

以前書いたnoteでもちらりと書いたけど、私は2020年にミリシタを始めたことをきっかけにアイマスに触れた。今回のライブはアイマス歴が長いTwitterのフォロワーと一緒に観たのだけど、そのフォロワーに勧められたのがインストールのきっかけだった。オススメ、と言われた「花ざかりweekend」がハロプロっぽくお洒落な曲で、これなら、と思ってインストールした。

ハロプロの名前を出したが、私の本業は日本の女性アイドルグループのドルオタだ。主にももクロを長く推しており、現場にも足繁く通っている。「アイドル」に対する造詣と熱い想いは、それなりにあった。

ミリオンの担当は北上麗花。「地味に普通に頑張りましょう♪」と「普通」をモットーに掲げアイドル活動に励む20歳の現役大学生アイドルだ。しかしその言動は普通には程遠いもので、その突飛な行動やふわふわとした発言は所謂「不思議ちゃん」とも言われるようなものだ。けれどその言動の裏には彼女なりの考えやロジックがあって、それをゆっくりと紐解いてゆけば、他者を慮る心を持ち日常を慈しむことのできる素敵な女性だと分かる。
そして彼女は何より歌が上手い。母はオペラ歌手で、そのDNAをしっかり引き継いだ彼女も歌うことが好きなアイドルに成長した。圧倒的な実力とユニークな発想力で着実にトップアイドルへの道を歩んでいく彼女が心から幸せだと思えるようなプロデュースをしたいなと、切に思う。
ヤバい! こんなに書くつもりじゃなかったのにめちゃくちゃ書いちゃった!!

気を取り直して。他のブランドでは無印アイマス、つまりASはアニメを一通り見た。劇場版はまだ観れていない。早く観た方がいいと自分でも思う。担当は雪歩と真。アニマス第3話が本当に好きで、この2人の純粋な「友達」と言い切れるような関係性も好きだ。

他には、シャニマスも少しだけ齧ったことがある。ノクチルが好きな福丸小糸P。ハムスターみたいなキャラクターなのに大事な書類を偽造する胆力はあるところが好きだ。「めちゃくちゃに暴れないと負けそう!」という台詞にも彼女の強さが表れている。好きだ。

しかしSideMとシンデレラガールズには全く触れてこなかった上にアニマスも途中途中の記憶が無いし、一番時間を割いてプロデュース活動をしているミリシタでさえ他のソシャゲに忙しくあんまり触れていない期間がある。つまりニワカだ。ただ楽曲は好きなので、この前サブスクが解禁されたのをこれ幸いに色々な曲を聞いていた。

そんな感じ。なので、ライブに挑むにあたって少し不安があった。SideMもデレも、シャニだって知らない曲がたくさんあるのに大丈夫なのだろうかと。

大丈夫なのである!!

アイマスの強すぎる力を前に「予習無しで大丈夫か」なんて心配は全くの杞憂なのである!!

大丈夫でした。なので以下感想です。


3.Flyers!!!

まずはミリの全体曲「Flyers!!!」。ミリシタ2周年曲のこの曲が私は大好きで、1人でカラオケに行く時にはいつも踊りながら歌うようにしていたらいつのまにかフリを覚えていた。
この曲はフォーメーションが独特で、イントロ〜Aメロはセンステと花道に3人のみ、Bメロから徐々にステージ左右からアイドルが増えていき、サビで3人がメインステージに合流という流れでライブが進んでいく。
ソシャゲのライブの中では。

サムネイル左の二つ結びが私の担当アイドルの北上麗花だ。可愛い。

こんな感じで。私はこの徐々に増えていくステージ構成が大好きで、しかしこの構成を叶えられるのは「左右に出ハケ口があるメインステージ」「センターステージ」「花道」の3つを兼ね備えた大きな会場でなければいけない。
そのため、これまでミリオンのライブでFlyers!!!のパフォーマンスがある時でもこのステージ構成を再現されることはごく稀だった。

しかし今回は東京ドーム。ドームですよ、ドーム。花道もセンターステージもある。もちろん大きなメインステージもあるし出ハケ口も左右にある。

前曲のSideMが去った後、聞こえてくるイントロと照明が照らすセンターステージに全てを理解する。これミリシタ3DMVの再現だ!!

もうそれだけで優勝です。ステージ演出の人、ありがとう。

6.ヒカリのdestination

シャニマスの信号機、イルミネの曲をASの信号機が歌った。すごすぎる。
もしかするとこの記事を読んでいる人の中にはあまりアイマスに明るくない人もいるかもしれないので説明しておく。

アイマスのブランドには、それぞれ「信号機」と呼ばれるアイドルがいる。赤、青、黄色をイメージカラーとして、コンテンツの中心的な立ち位置に立っている。ASでは天海春香(赤)・如月千早(青)・星井美希(黄)、シャニマスでは櫻木真乃・風野灯織・八宮めぐるの3人が「信号機」と呼ばれている。

シャニマスは2018年にスタートした、アイマス5ブランドの中では一番新しいブランドだ。そんなシャニマスの信号機曲を、すべての始まりであるASの信号機が歌う。すごい。繋がっている。
一緒に観ていたフォロワーは「円環が……円環が繋がった……」と言いながら泣いていた。ASからデレへ、ミリへ、Mへ、そしてシャニへと繋がれたバトンがASにも繋がって、それは一つの円となったのだ。それは合同ライブでしか顕現しない「文脈」だ。すごい、これが合同ライブ……。

「繋がってく ヒカリの束 その先へと」
ASの信号機がそう歌う。ヒカリの束は繋がって、そしてその先へと光を届けてゆくのだ。歌詞とそこに現れた文脈が重なって、この曲に新たな意味が付与されてしまった。その瞬間に立ち会えた驚きで、私も泣いていた。

7.O-Ku-Ri-Mo-NoSunday!

「これが有名なO-Ku-Ri-Mo-NoSunday! ですか!」と言ってしまった。曲名だけは聞いたことがあった。
シンデレラガールズの久川姉妹の曲。久川姉妹、特に久川凪さんのことは少しだけ知っていた。オモコロの記事で。

めちゃくちゃ好きな記事なので読んでほしい。

本当に本当に可愛くて、びっくりしてしまった。特に久川凪役の立花日菜さん、あまりにも可愛すぎる。歌い方はもちろん、表情や仕草、振り付けの細部まで「久川凪」らしさを徹底して演じていて、ライブという壮大な場所でもキャラクターを演じ続けるプロ意識に完敗した。
そしてこの立花日菜さんにまた完敗することになるのだけど、それは追々。

O-Ku-Ri-Mo-NoSunday! は双子の曲ということで、ASから双海姉妹、シャニマスから大崎姉妹が登場した。
私はボーカロイドのオタクでもあるので、鏡音リン・レンのモデル声優である下田麻美のことが個人的にめちゃくちゃ好きなのだ。亜美真美は下田麻美が1人で演じているけど、歌いわけはどうするのだろう……と思っていたら完璧に1人で歌いこなしていた。会場のモニターには下田麻美を反転した「もう1人の下田麻美」を写し出して双子を表現していた。上手い。久川姉妹と一緒に、下田麻美に対するリスペクトも高まった一曲だった。

8.あんきら⁉︎狂騒曲

マジで可愛くて最高。「イェイイェイイェイ!」のコールを打てて良かった。
デレステで唯一知ってるのが「あんきら」だった。YouTubeでこの「あんきら⁉︎狂騒曲」のMVを見てあまりの可愛さにビックリしたのを覚えている。

可愛すぎる!!!!
アイドルもステージセットも衣装も曲も何もかも良い。最高。
知ってる曲を聞けて嬉しかったし、最高でした。以上です。


10. Pavé Étoiles

先述した通り私はSideMのことを全く知らなかったので、この曲のことも当然知らなかった。しかしもうイントロからめちゃくちゃ好み。なんなんだこの曲!ジャジーでとってもカッコいいし、けれどどこかお茶目な可愛さもある。

一緒に観ていたフォロワーから「絶対この曲好きでしょ!」と言われてビックリした。なんで? と問うと「ワンダショっぽいから」と言われた。

当たりすぎ!!!!

11.太陽キッス

シャニマスの放課後クライマックスガールズが歌うタオルぶん回し夏ソングだ。シンデレラガールズが歌っていた。
純粋に曲が良すぎる。初めて聞いた曲だったけれど本当に良かった。結局ライブで一番聴きたいのって、タオルをぶん回してコールをガッツリ入れて途中でクラップを打つような夏ソングだから。映像に映るオタクが皆タオルをぶん回していたのもかなり良かった。

12.キラメキラリ

これを聞くためにアーカイブ買った!!
キラメキラリだけはなぜかアイマスを知る前から聞いていた。まあそれだけインターネットに浸透した曲ということなのだけど。
アイマスにハマってからもよく聞いていて、今回のセトリの中で私が一番自信を持ってコールを打てる曲だった。
このためにドンキで買ったUOを折って「キュキュ!」「うっふん♡」「チュチュ!」と叫ぶ瞬間は本当に気分が良かった。ドーパミンとアドレナリンとセロトニンが同時に分泌されてた。

15.Study Equal Magic!

冒頭の歌い出しが可愛すぎる!!!!
幻覚かと思った。

マジでこれだった。本当に幻覚かと思った。こんなに可愛い人たちいるんだ。
曲もとっても良くて、ポップで可愛くて良いアイドルソングを知ることができて良かった。お勉強しましょう、という曲なのに絶対勉強しないアイドルが集められておりとても良かった。
個人的には甜花ちゃんの「A B C D E F G…たったTwenty-Sixのパズルで想いを伝えられるよ!」がすっごく可愛くて良かった。甜花ちゃんがそこにいた。

18.学祭革命夜明け前

この曲もこのライブで初めて知った曲だ。凄く良い。もしかしたら私って、放クラのこと好きなのかもしれない。
ASから響、ミリからロコ、デレからつかさ社長、Mから咲ちゃん……歌う人選が謎だなぁと思っていたらフォロワーが「これ学校であんまり馴染めてない子たちだ」と言って頭を殴られたようなショックを受けた。学校であんまり馴染めていない子に学祭の曲を歌わせるの、凄すぎる!!!!マジで!?!?

19.虹色ミラクル

AS曲をシャニが歌っていてフォロワーが「円環が完成した…………!!!!」と言って泣いていた。もうそれだけで充分。

22.Plus 1 Good Day!

この曲も今回初めて知った曲だったけれど、今では私の目覚ましアラームはこの曲だ。今回のライブ、まだ知らない名曲をたくさん知ることができるのも個人的には嬉しいポイントの一つだと思う。

元公務員で構成されたアイドルユニットなのでグループ名が「FRAME」、そしてこの曲は朝の情報番組のテーマソングとして生まれた曲。すべてに説得力があり、これだけでSideMがどれほど筋道通ったコンテンツなのか読み取ることができ、良かった。

聞けば聞くほどめざましテレビ感がある曲で本当に良い。

ついでにこの曲は2番から担当である北上麗花さんが歌唱メンバーとして登場した。メンバーは「朝に強いアイドル」もしくは「朝っぽいアイドル」なのかな? 確かに北上麗花さんは朝から元気いっぱいの素敵なアイドルだ。
この曲はキーが微妙な高さで、女性が歌うには少し低く、しかしオクターブを上げると少し高すぎる。他の女性アイドルがFRAMEのメンバーと同じ音域で歌っている中、我が担当アイドルの北上麗花さんはオクターブを上げて歌っていたのだ。

なんか1人だけめっちゃ綺麗にオクターブ上歌っている人いるな……と思ってよく聞いてみたら担当の声で腰を抜かしそうになっていた。歌声が物理的に頭ひとつ分抜けている。彼女の高音が美しく響いて、「広がっていく視界で行こう!」という歌詞に重なって東京ドームいっぱいに広がっていく。他事務所さんの曲でこんな無双しちまっていいんすか、とハラハラした。担当が最強で嬉しい。

23.♡cupids!

フォロワーが「文脈!!!!」と叫びまくっていた。「これ!今日の文脈ポイントです!!」今日の文脈ポイントって何なんだろう。
SideMの秋月涼くん、そしてASの秋月律子。従兄弟同士である2人、いわゆる「秋月家」がステージに揃ったのだ。これ凄く重大な文脈があるぞ、というのは流石の私でも分かる。
間奏でF-LAGSのメンバーと一緒にポーズを決める律子が最後に涼と背中合わせにポーズを決めるのが良すぎて泣いてしまった。

24.ALIVE

ま〜じで良かった。DS版に登場する876プロの曲とのことで、やっぱりこのライブで初めて聞く曲だった。
歌唱メンバーが「歌上手いメンバー集めました!!」という感じの人選でとても良かった。如月千早、藤原肇、桜守歌織、緋田美琴。皆半端なく歌が上手い。

私は声優の鈴木みのりさんが好きなのだけど、今回みのりんごの歌の上手さを痛感することができて良かった。彼女を絵描きのキャラに起用したプロセカ、つくづくそこにどのような意図があるのか全く分からない。

曲も良かった。どこか「瑠璃色の地球」を彷彿とさせるような世界観。オーケストレーションが壮大でオケ曲に慣れてる編曲者なのかと思ったら椎名豪作曲で全てを理解した。
椎名豪、大好き。


33.Yes! Party time!

最高!!!! 今回この曲を知ることができて本当に良かった!!!!

デレのコール曲。会場がオレンジ一色に染まってドームを揺るがすようなコールが響く映像は見ているだけで心がウキウキした。
元々コールをしにアイドルのライブに行っているような節がある私にとって、これほどライブで聴きたい曲はない。デレのことは全く知らないが、yptにコールを打つためだけにデレのライブに行きたくなった。

基本的に長調でポップに進むけど途中途中で短調の和音が挟んで良い感じのバランスになっている。「目と目が合った時〜」が特に目立つところだと思うが、あの部分は和音は短調なのにメロディの音階進行だけ取り出してみると長調の動きになっていて凄く面白い! アイマスの魅力は楽曲の面白さにもあると思う。

今回歌唱したのはASだった。ASの皆さんが楽しそうに歌っている姿を見ていると、本当に幸せな気持ちになってしまう。
イントロの「ちゃんと見てるよ」を春香、1番の「ちゃんと見てるよ」を律子、2番の「大胆でも良い?」を亜美真美、ラスサビの「ちゃんと見てるよ」を雪歩が歌った。特に下田麻美の「大胆でも良い?」は本当にそこに亜美真美がいるかのようで最高だった。フォロワーと爆笑してしまった。この下田麻美、絶対にウチらをブラジルに連れて行く気だ。
それを遥かに上回って、雪歩の「ちゃんと見てるよ」、もとい「ちゃんと見てますぅ!!」が本当に最高だった。やられた。確かに雪歩は絶対「ちゃんと見てるよ」なんて殊勝なことは言わない。言えない。雪歩は「ちゃんと見てますぅ!!」と言うのだ。最高。演者さんのキャラ解釈と自分のキャラ解釈がバッチリハマった瞬間の気持ち良さったら凄い。

本当に毎日聞いている。これを聞いてアゲ⤴︎にならないとやっていけない。良い曲に出会えた。


35.Bet your intuition!

助けてくれ……………

ステージからめちゃくちゃカッコいい人たちが迫り上がってきた! と思ったら自担で腰を抜かした。
こんなカッコいい曲を女性アイドルが歌っていいんか!? MOIW2023ってもしかして違法!?
マジでカッコよかった。個人的には桐生つかささんの「さあ次は、お前のターンだ」で頭がバカになってしまった。自宅であることも忘れてギャーーーー!!!!と叫んでしまった。自分ってこんなに「黄色い声」が出せたんだ……とびっくりした。


36.SWEET♡STEP

え!?
315のカッコいい曲を女たちがカッコよく歌い上げた後にシャニ屈指の可愛い曲を315の男たちが歌ってる!?!?
どういうことか本当に理解ができなくてここら辺から頭を抱え始める。ついさっきJKに「さあ次は、お前のターンだ」と言われたのに、ベッチュアのオリジナルメンバーたちに「あげる♡」「こっち来て♡」「大好きです♡」と言われる。ものすごくハードな交互欲で、脳をぐちゃぐちゃに掻き回されている感覚に陥ってしまう。しかしそんなオタクたちを置いてライブは進んでいく。

暗転。次の曲のイントロが流れた瞬間、耳をつんざくような悲鳴がドームを揺るがした。

37.MOONNIGHTのせいにして

頭おかしいんか!?!?!?!?
フォロワーが「今の男全員抱かれたわ」と言っていた。ホンマにな……。

歌唱メンバーは菊地真、白瀬咲耶、桐生つかさ、星輝子、二宮飛鳥。「王子様」という言葉が似合うアイドルを集めたらこのメンバーになりました、という感じだ。バカのドラフト会議か!

本当に本当にカッコよかった。白瀬咲耶さん、もとい八巻アンナさんのウインクがあまりにもカッコよくてビックリした。凄い。アイドルって凄い!!
「おいで」も凄かった。ドラスタの「おいで」は優しくこちらの手をエスコートする感じがあるけど、最強の女たちの「おいで!」は強くこちらの手を引き二度と離さないような力強さがあった。夢小説か?

個人的に真Pでもあるのでラスサビの「ホントの姿を見せて!」で全部を持って行かれてしまった。この人、本当にカッコ良すぎる。助けてくれ。


38.花ざかりweekend

助けて……!!

ムンナイが終わって、間髪入れずにこのイントロが流れて来た瞬間に自分が何を喋ったか全く覚えていないので凄く怖い。

ミリオンはもちろん、アイマス全体を見てもトップレベルに好きな曲だ。この曲をきっかけに私はアイマスにハマったのだ。私のはじまりの曲だ。そして自担が輝く曲だ。

追加メンバーが社会人経験のあるメンバーで固められていて良かった。「器用な後輩をまとめてドーン!」と歌う律子の清々しさたるや。19歳にして竜宮小町をプロデュースしたキャリアが東京ドームで生かされることってあるんだ。

私はラスサビに掛かる麗花さん(平山笑美さん)のファルセット、通称「ぴらみ砲」を楽しみにしていた。落ちサビからラスサビに向けた自担の1番の見せ場。高音を得意とする麗花さんの本領発揮だ。

めちゃくちゃアレンジしてきた……!
音源が無いのでどう説明すればいいのか悩ましいが、普段はCを伸ばしているだけのファルセットがC→Dis→F→A→highC→Gisと6段階の「砲」を撃ってきたのだ。音は私の記憶頼りなので間違ってるかもしれないけど、とにかくこんな感じだった。少しでも伝わればいいけど。
私が見てきた花ざかりweekendのライブ映像にはこんなにアレンジしたものは無かった。凄い、こんなことってあるんだ。
自担、歌がうますぎる……。


39.待ち受けプリンス

本当にバカのドラフト会議じゃん!!!!
ムンナイ、花ざかりと大人っぽいカッコよさとお洒落さをアピールした直後にあざとさ満開の曲を持ってこられて頭がおかしくなった。

ライブに関係ない話で申し訳ないがこの真くんの「……嘘つき」ヤバすぎて聞くたびに脳が破壊されてしまう。早く法律で取り締まった方がいい!!

さて先程完敗した久川凪さんこと立花日菜さんだが、この曲でまたもや完敗することになる。立花日菜さん、あまりにも「久川凪」すぎる……!
待ち受けプリンスはとにかくあざとい曲なのだけど、「イェーイ!」「カモン♡」「chu-wao♡」ととにかく可愛いフレーズが多い。それを皆あざとく歌う中、立花日菜さんだけは「いえーい」「かもーん」「ちゅーわあ〜お」ととにかくローテンションで歌っている。めちゃくちゃ声も低いし表情も真顔だ。けれど決して手を抜いているわけではない。立花日菜さんは真剣に「久川凪」を演じていて、久川凪は真剣にライブに向き合っているのだ!

その瞬間、演者とキャラクターが重なって一つの像が浮かび上がる。光の屈折と反射のように限られた条件下だけに現れるそれは、紛れもない「アイドル」なのだ。

すごい……。
アイドルの「顕」だ……。

オモコロチャンネルで恐山が言ってたやつだ、これ……。本当に起こるんだ……。

オタクの進研ゼミも完了したところで、ライブは終盤に向かっていく。


40.咲くは浮世の君花火

我らがミリオンのコール曲。最高。
ドームの天井に花火の光が煌めいて、オタクのUOの波の真ん中でアイドルたちが踊っていて夢のような景色だった。幸せそのものだった。

これが幸せか……と思ったら涙が出てきた。


41.Destiny

AS曲。とにかく一番最後の天海春香さんの「あげる!!全部あげる!!」というセリフに大泣きしてしまった。
もう既に、たくさんのものを貰ったよ……。


42.CRYST@LOUD

今回のライブのテーマソングだ。クリスタラウドは「結晶化」という意味。
これまでのアイマスの歩み、歴史、文脈、そしてこれから先もずっと。その全てが詰まったこのライブに相応しい曲だと思う。

ほらTung Tung Tung  触れ合うと
魔法纏ってく 手のひら

We are so タフ&デリケート

未来 理想 以上
響き“合います” ように

本当に、本当に本当にいい歌詞……。
すべて好きだけど、特にこの部分が曲調含めて大好きだ。「アイマス」と「響き“合います”」の言葉遊びも面白くて素敵。

サイリウムを振りながら泣いていた。
本当にこの曲が相応しいライブだと思った。

これまでもずっと、そしてこれからもずっと。
アイマスは「これまでも」と「これからも」を同じくらい大切にしてくれる。足跡とそばにいた人々を想いながら、常に未来を見ている。
アイマスのそんなところが好きだなぁと、聴きながら心から思った。


43.M@STERPIECE

生きてきてよかったな、とすら思えた。

本当に大好きな曲で、画面越しだけれど天海春香が「一緒に歌って」と言うので一緒に歌った。ステージと客席のあいだに照明の差が無くて、アイドルとプロデューサーが同じ光の中にいた。

NEVER END IDOL!

歌詞の一部だけれど、アイドルみなの心からの叫び、そしてアイマスの答えがここにあるかのように思えた。
終わらない。
二次元だから、存在しないからではない。アイマスは、アイマスのことが大好きな人々がいる限り終わらないのだ。

夢を初めて願って
今日までどの位経っただろう
ずっと一日ずつ繋げよう
夢は自分を叶える為に
生まれた証だから
きっとこの心で
私のM@STERPIECE

東京ドームで、これを歌うのか……。
そう思ったらもう涙が止まらなくなってしまった。トップアイドル、その象徴。アイドルたちが目指す一番大きな舞台。ゲーム内で一番難しい最終ステージ。その場所。

トップアイドルになりたい、そう初めて願って今日この日まで。ドーム公演を叶える日まで。

アイマス単独で東京ドームを埋めたい。そう初めて願って今日この日まで。ドーム公演を叶える日まで。

それはプロデューサーはもちろん、演者も、運営も、アイドルマスターを愛する全ての人が願った夢なのだ。

ドームにプロデューサーの歌声が響いている。それだけで泣けて仕方なかった。もう涙で顔がべしゃべしゃになった。

個人的に春香が玲音さんに「ありがとう!」と歌っていたのも泣けた。


エンディング

みんなのことが大好きです!
みんなと作るアイマスが大好きです!
これからのアイマスも大好きです!

天海春香さんがそう言った。
天海春香さんが「大好きです!」と言えばプロデューサーは「大好き!!」と返す。
大好き!のコールがドームに満ちていく。
そして一番最後に。

だからこれからもアイマスですよ!

「アイマスーー!!」

気付けば叫んでいた。この、「アイマスですよ、アイマス!」というコール&レスポンスは知っていたけれど、そんな御託は置いて本能が叫んでいた。無意識に口がその形になっていた。アイマスー!!と叫びながらボロボロ泣いていた。

アイマスがこれからもずっと愛されるコンテンツであるといい、と心から思った。こんなに愛に満ちた空間が、もっとずっと続けばいい。この美しさをずっとずっとこれから先ももっと、ぎゅっと閉じ込めて、そして繋げていけたら。
その感情がまさに「クリスタラウド」なのだろう。キラキラの結晶。

一番最後。アイドルたちが舞台から去っていく中、天海春香さんと如月千早さんが手を繋いでセンターステージからメインステージへと花道を歩いて行く後ろ姿が本当に美しくて泣いてしまった。2005年からこの日まで、ずっと走り続けてきた人たち。この2人がいたからこそ、東京ドームの景色があるのだ。

「よくがんばりました」
春香が千早にリボンを掛けてあげるの、あまりにも「実在」だ……となった。春香はずっと千早のことを大切に思っていて、2人はずっと大切な盟友なんだ。そう思うと感情がぶわっと溢れてきて、頭が痛くなるくらい泣いた。

2人が会場を去った。会場には万雷の拍手が鳴り響いて、それは次第に手拍子へと変わる。プロデューサーの声が重なって、舞台裏にいるのであろうアイドルたちに届かせる。

「アイマス最高!!」


私も手拍子を打って叫んだ。アイマス最高!アイマス最高! ……だって最高なんだもの!!
泣きながらアイマス最高!と叫んだら、もう頭のてっぺんからつま先の端まで全身が「アイマス最高!」の体になってしまった。もうアイマス別に好きじゃないとか死んでも言えない。

フォロワーにお礼を言って、胡乱なnoteを書いて寝た。難しいことを考えることができる精神状態じゃなかったので、とにかく一刻も早く寝たかった。





そんな感じだった。これでもめちゃくちゃ端折ったのだ。本当はアンティーカとクロノレキシカのコラボとか良すぎる純情トロイメライとか最高コラボのバベルとか、本当に書きたいことが山ほどあるけどもう現時点で文字数が11000文字を超えたし書き始めてから3時間半経っているのでそろそろ寝たい。

本当に良いライブだった。掛け値無しに最高と言えるライブを観ることができて良かった。
次は現地でアイマス最高! を叫びたい。


その前に、15日からアーカイブに頼り切りの日々だったのでこれからどう生きていけばいいのか分からなくなってしまった。バンダイの気が狂って明日に円盤発売されたりしないかな〜〜!!

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