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文章を書く書く書く日々

というわけでわたしは無事文章を書く、言葉を紡ぐ仕事に就くことができたのだが、もう本当に、とにかく、とにかくずっと文章と言葉のことばかり考えて一日が終わる。たまにデザインのことと色味のことも考えるけど、ほとんど文章のことばかり考えている。言葉と言葉と文章とスケジュールと締切と文章のことを考えて考えて考えまくっていたら就業時間が終わっている。しかたないので残業してまで文章のことを考えて、ぐちゃぐちゃなテキストエディタを睨みながら退勤。

今日提出したコピーは118文字のもの。を、書くのに8時間もかかった。多分全部で4000字くらい書いて、消して消して消して書き直して118文字だけが生き残った。

書いて、上司に提出する。全然ダメ。落ち込みながら指摘を聞くと至極真っ当なダメ出しばかりなのでさらに落ち込む。落ち込みながら戻った原稿を修正していると別の仕事が舞い込んでくる。急ぎの修正だ。書きかけの原稿は置いておいて、修正に取り掛かる。どこを修正すればいいのか分からない。デザイン素人の私にとっては、デザイナーが作った紙面は完璧に見えてしまうのだ。でもここに私は赤ペンを入れなくてはならない。デザインのプロが作った紙面に、社会人4ヶ月目の私が赤ペンを入れ修正指示を出さなくてはいけない。

上司と修正箇所を擦り合わせる。「ここがヘンだと思いました」と言うと「どうして?」「じゃあどうやったらいいと思う?」と返ってくる。説明する。でも正直な話、ヘンだなと思った理由なんてヘンだなと思ったから、以外にない。言葉に詰まる。でもなんとか言葉を探して言語化して伝える。「私別にそこ気にならないけどな」と上司。「そこ言うほどあんまり重要じゃないよ」とのこと。私のヘンと思った感覚、どうやら間違っていたらしい。じゃあここですかね、と次にヘンだと思ったところを指すと言うと「まあそうだね」と返ってくる。ヘンと思う感覚にも正誤がある。

で、指示を出すにも何がヘンなのか判断できないから上司に指示出しをお願いする。澱みなく修正指示を出す上司。私の仕事は基本個人プレイなので、来年くらいには私も1人でこんな仕事をやってこなさなければならないらしい。ちょっと震える。無理……じゃない?と思うも、まあやるしかないので上司の言うことをメモしまくる。いつか活用される日を願って。

新卒入社したメンバーの中で、ダンチで残業頻度が高い自覚がある。シンプルに業務が重いことには違いないが、いやいやシンプルに処理能力が遅いだけなのではないか、と不安になる。

お、日記が1000字を超えた。

こういう、私の感情を整理するためだけの文章ならいくらでもスルスルと言葉が浮かぶのにな、と思う。けれど私の選ぶ言葉は「硬い」「理解に時間がかかる」「読者に疑問を持たせる」らしく、めんどくさ〜い言葉遣いで文章を書くのが好きな己を呪ってしまう。でも好きだしね。仕方ないんだけど、でも今仕事で「文章を書く」という選択ができているのはこれまでの自分が色々書いてきたからだし。

久々に好き放題文章を書いたら少し元気が出た。
仕事中、どうやっても上手くいかない文章を作りながら心は「文章書きたい!!」と半泣きだった。文章を書いているのに、逃避先を文章に求める不思議。でもMacのうっすいキーボードじゃなくて、勢いに任せてiPhoneのカーソル入力をしまくってる方が楽しいんだもん!ね。仕方ないね。

仕事頑張ろう。明日もまた文章を書くだろうから。

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