士業がめざすべき経営参謀とは(AI時代に求められる士業とは「あなたは資格に使われてませんか?」)①

最近、「経営参謀としての士業戦略」
という本を読ませていただいて

この著者の公認会計士で税理士の藤田先生は、
ご自身はもちろんのこと指導された士業の方

弁護士、税理士、社労士、司法書士、
行政書士、弁理士の方々が

すでに経営参謀として
活躍されている実例も紹介されています。

共感できる部分が多数ありましたので、
今回はその内容をご紹介しながらお話ししたいと思います。

前回までの私のお話とかなり重複する部分がありますが
あらかじめご了承いただきたいと思います。

「技術の進歩によって単純作業が自動化されていく
今後の時代においては、士業はお客様との関わり方を

「作業者」から「参謀」へと変化させていくことが必要になるでしょう。
作業者の仕事は自動化によってなくなる、

または相場が著しく下がることが懸念されるため、
参謀、さらには経営参謀として

付加価値を発揮する事業戦略が、
士業として生き残っていくうえで重要となるでしょう。

士業は経営参謀にうってつけの存在だと考えています。
その理由として、士業には次の4つの強みがあるからです。

士業の強み①「法律や会計など経営に不可欠な分野の
専門的な知識や経験がある」

士業の強み②
「多くの会社の経営課題に触れる機会がある」

士業の強み③「経営者と接点を持ちやすい」
士業の強み④「資格という社会的信用がある」

経営者が常に抱える課題としては、
「人と組織の課題」と「売上の課題」が挙げられます。

この2つの課題が経営者の頭の中から
完全になくなることはなかなかないでしょう。」

と、ここまで公認会計士・税理士の藤田先生が
おっしゃっていることで私もまったく同感できる部分です。

さらに私がこれまでに定型業務だけでなく
コンサル業務に踏み込むべきとお話ししていますが

藤田先生もまったく同じことを
お話しされているのでご紹介いたします。

「「この資格を取得するために相当な時間も費用もかかった。
それだけ苦労して取得した資格なんだから、

使わないともったいない」
という心理が発想の幅を狭めます。

「自分は〇〇士の資格を持っているのだからその仕事をすべきだ」
という考えの枠にとらわれてしまいがちです。

やりたい仕事かどうかは別として、
そういった考えの枠が理由で士業としての仕事をしているのであれば、

そしてその仕事が今後AIやITに
取って代わられる可能性が高いのであれば、

その仕事に固執することなく、
発想の枠を広げてもよいのではないでしょうか。

市場は安定し、資格さえあれば仕事も利益も十分に手に入る。
そんな古き良き時代においては

資格ありきでビジネスを考えればよかったと思います。
ただ、そういった時代はもう終わりつつあります。

技術が加速度的に進歩して仕事の一部が
自動化されかねないこれからは、

資格ありきでビジネスを考えるのではなく、
市場の動きを読んだビジネス展開をして、

資格が使えるならば使うという発想のほうが
むしろ安全だといえるでしょう。

「資格を使わないともったいない」という心理や、
「〇〇士の仕事とはこういうものだ」

という先入観でビジネスの発想の幅が狭くなり、
利益率が低くてもその仕事に固執するのであれば、

それは「資格に使われている」状況です。
資格は「使われる」ものではなく「使う」ものです。

その資格に価値があるのは、
ビジネスにおいて有利に働くからです。」

と、ここまでご紹介していて、日頃私がお話ししていることと
まったく同じなので正直びっくりしています。

ここですべてをご紹介することはできないので、
興味を持たれた方は是非お読みいただきたいと思います。

ただし、この本を読まれて内容には納得がいったけど
実行するのは難しいなと思われた方は

私のほうであなたにあった実行方法を
サポートできますので

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次回はこの書籍で私が日頃お話ししている以外の部分に
焦点を当ててご紹介したいと思います。

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参考図書
「経営参謀としての士業戦略 AI時代に求められる仕事」2019/6/20
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