士業のオワコン防止術

士業にはそれぞれ法律があり
中小企業診断士を除いて独占業務が決まっています。

資格を取ったことがプラスになるのならいいのですが
本来業務にこだわりすぎるあまり

資格を取ったことにより取り組む
事業の幅を狭めてしまっているケースが少なくありません。

しかも独占業務がすごく高単価なら良いですが
現在の状況はそうとは言えないと思います。

専門性を追求することはいいことですし、
USPを限りなくとがらせてアピールするのは良いことだと思います。

しかし、低単価の手続き業務だけを行い高単価になりうる
コンサル業務に手を出さないというのは違うと思います。

今回は士業の方が高収入を得られるコンサル業務に
取り組むためのマインドについてお話ししたいと思います。

士業の方は法律の専門家であり
特に手続き業務においてはミスは許されません。

一方、コンサル業務は
100％の正解がない世界です。

優先すべきはその企業の経営者に
貢献できたかどうかということになります。

その企業の現状の問題点及び
経営者のフラストレーションを聞き出します。

その際、企業の業種ごと
さらに個別の企業ごとに問題点は様々です。

ビジネスモデルが現在の市場に合っているのか？
集客、広告の方法に問題はないのか？

建設業であれば工程管理
原価管理に問題はないのか？

社員の業務への取り組み方に問題はないのか？
個々の社員への業務分担をきちんと管理できてるか？

業績に影響を与える可能性のある
問題点は数限りなくあります。

ただし、個別コンサルの場合は
質問が80％、アドバイスは20％ぐらいでOKです。

たいていの場合、問題解決のヒントは
経営者が持っています。

コンサルタントがやるべきなのは
その解決に導くための聞き取りをする中で

経営者に頭の中を整理する機会を与え
うまくいくと思われる方向へ後押しすることです。

そうすることで経営者が意欲的に問題解決に取り組めれば
コンサルタントは十分に役割を果たしたことになります。

なので、知識があるといいアドバイスができますが
知識以上に質問力が重要ということです。

大事なことは最初から完璧を求めない。　
60点で良いので続けていくことです。　

経験値が最大の結果に繋がるからです。

ここまでお話しした方法とは正反対の
ありがちなコンサルのやり方として

業種やその企業の事情を理解しようとせず
一般的な経営理論だけで話してしまう場合があります。

ちゃんとした経営者なら「うちの会社のことを理解しないで
一般論で話してるな」と見抜いてしまいます。

逆に言えば、すぐに結果に結び付かなくても
個々の企業の状況を一生懸命理解しようと

努力している姿勢が見えれば
「うちの会社のために頑張ってくれている」

と経営者はうれしく感じ
そのコンサル、士業を切ろうとは思いません。

経営者に適切なアドバイスをすることは簡単ではないです。
ただし、経営者は第三者から見た今の会社の状況を知りたいのです。

なので、最初のうちは完璧なアドバイスができなくても
企業の状況を理解するように努め

書物にあたるなどして経営理論を蓄積しながら
その企業に使える部分はないか探っていくことです。

このような努力を続けて結果に繋がれば経営者からの評価は
もちろん上がり、ご自身の実績として今後に大きくつながります。

この経験値を積み重ねることで
別の会社のコンサルの際に

ご自身の実績をアピールしながら
高額報酬の見積を提示できるようになります。

このようにコンサル業務は士業の定型業務に比べると
明らかな正解がない分、なれないうちは大変ですが

資格の取得に費やした時間を考えれば
それほど多くの時間を費やすものでもありません。

コンサル業務のメリットは
個々の企業に深入りすることで

本来業務の受注を逃すことがなくなること
本来業務の価格競争に巻き込まれないことが一つ。

もう一つコンサルの単価を高く設定できること　
月に一度のコンサルで１０万円以上も可能です。

特に行政書士さんなどのように
単発業務が多い士業さんの場合

コンサル業務に取り組めば継続収入につながりますし
プロジェクトなら１００万円以上の報酬も可能です。

顧問契約は弁護士、税理士、社労士が結びやすい傾向がありますが
例えば税務申告だけの税理士さんも多い現在

提案次第でコンサル業務については
他の士業が請け負うことも十分可能です。

逆に言えばまだコンサル業務に取り組んでいない
士業の方は上記の取り組みに是非チャレンジいただきたいです。

今回は士業がコンサル業務に取り組むための
マインドについてお話ししました。

士業がコンサル業務で成功できるかどうかは
ほとんどがこのマインドで決まります。

私の個別コンサルでは
このマインドについての理論だけでなく

実践いただくためのノウハウ
についてもアドバイスいたします。

1年間のサポートで少なくとも
売上の倍増を目指していただきます。

個別コンサルについては士業の売上倍増相談会より
お申し込みください。
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