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2019.06.05 - 久しぶりの出社

晴れ。

8時に起床。毎朝服用していた抑うつの薬が、昨日で切れてしまったので、今日は新橋にある心療内科に行かなくてはならない。

昨日作っておいたポトフを温めてて、レトルトの玄米ご飯をレンジで温める。ニュースでは、山里亮太こと山ちゃんと蒼井優の結婚報道が流れていた。美女と野獣などと揶揄されていたが、山ちゃんも蒼井優もなかなか好きな芸能人だったので、なんだか良いなと思った。あとで調べたら、蒼井優の今までの彼はイケメン揃いということが分かり、山ちゃん改めてすごいなと思ったのだった。

11時に家を出て、バスと電車を乗り継いで、新橋の心療内科に向かった。この時間の電車は比較的人が少ないので、まあまあ快適に移動することができて助かった。電車での移動中、植本一子の『台風一過』を開いたが、なんだか読み進めることができず、2ページ読んだ所で鞄にしまった。

心療内科は12時に予約をしていたので、十分間に合うことができた。すぐに診察室に通され、先生に薬が合わなそうだということを伝えた。

今僕が飲んでいるのは「サインバルタ」という抑うつ剤だった。20mgを服用しているが、朝飲むと、昼頃に猛烈な倦怠感に襲われる場合がある。一度その倦怠感に襲われてしまうと、全ての活動意欲が減退してしまい、結局4時程、全くもって何もできなくなってしまう。

そういった旨を伝えると、先生は「そうですか。本来であれば活動的になれるハズなんですが、そういうケースもあります」とのことだった。具体的に先生からじゃあこうしましょう。という事を提示されそうになかったので、現在服用しているサインバルタの離脱症状について質問した。
「調べたらこの薬を止めると、離脱症状が起こるって書いてあったんですが」と聴くと「そういうこともあります」ということだった。なんだか説明が腑に落ちない感じだったが、どうにも身体に合わない気がしたので、別の薬はないか聴いた。すると

「スルピリド」を処方された。1日2錠飲むことになった。

病院を終えてから、久しぶりに出社した。経費の精算や、いくつかのメールの対応を行い、社内の何人かから「大丈夫?」と声をかけられた。僕の症状としては、もう本当に心の底から人に話しかけるのがしんどい(仕事上で)。それは実質の業務から離れた今でも同じだった。

同僚のKさんから「大丈夫ですか?働き過ぎって印象だけど、、、休めるなら休んでもいいと思いますよ」と言われた。彼女も昔、働き過ぎでうつ症状が出たことがあるらしかった。結局それは、環境の改善と時間が解決してくれたらしい。

19時に会社を出ようとしたところ、隣の席のTさんから肩を叩かれ、メモを見せられた「飲み行く?」僕は仕事はできないが、酒は飲めるので飲みに行くことにして、新橋の立ち飲み屋で飲むことにした。

Tさんはもともと新聞社で営業マネージャーをしていて、僕と似たような症状の人(もっとひどい人もいた)を知っていて、やはり休めるなら休んだ方が良い。とのことだった。ビールを飲み、ご飯を食べて、他愛のない話をしていた。

こうして体調が悪くなる直前の3ヶ月間は、平日に予定を入れるなんて、考えたこともなかった。平日に飲みに行くという選択肢すら思いつかないし、いかに今日を乗り切り、明日を乗り切るかということしか考えていなかった。

それは本当に不健康なことだったし、今日こうしてTさんと飲んでいることに、なんとも言えない幸福感を覚えた。「人生は酒だけでもなければ、仕事だけでもない。そういうバランスがあるってことを、うちの会社の人はもっと知っても良いと思うよ」と言っていた。

確かに。その通りだと思った。仕事だけではないのだ。人生は。

22時には解散したが、とても楽しく酒を飲んだのでかなり酔っ払ってしまった。平日にこうして飲めるなんて。と考えて、自分にもこういう時間があるということをすっかり忘れていたな。と思った。

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