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感動した一手?

おはようございます!
本日は久々に感動したことを書き留めてみます。
41歳のおじさんが流す涙は非常に淀んでおりますので閲覧注意w

あるメディアで「○〇の虎」という番組があります。
ここでは何かを叶えるために出資者となるパネラーに志願者がプレゼンして
資金を得るというものです。※厳密には出資、投資、融資の選択肢がある

ある志願者の回を昨晩見ました。
志願者はどこにでもいるちょっとわけありの学生です。
家庭環境とコミュ力の資質的な部分に問題を抱えた学生でした。

出資の目的や背景にかなり矛盾があったものの
最終的にALL(目標金額達成)する事ができました。

彼は中学生時代に麻雀と出逢い、その魅力をデータサイエンスで広めたいというものでした。そのための大学進学資金の出資を希望。

現代において麻雀の戦略的な要素はすでに飽和状態の中、医学的な要素や、学術的な要素で広めたいというゴールがあるものの、大学進学がその手段として適切だと判断されない事などが序盤から浮き彫りになる展開でした。

パネラーで麻雀をプレイする人が少ない中、youtuberでも有名な美容整形外科医のドラゴン細井先生がさいごに質問したことに対する志願者の回答が深くて、何故か涙が出ました。志願者は出資側のパネラーの質問に圧倒されて、途中で泣き出す場面もあるような気持ちが弱い子です。
その志願者がさいごの質問に一点の曇りもない澄んだ瞳で答えたやり取りがこれになります。

細井先生「(麻雀で)好きなアガリ役を教えてください?」
志願者「リーチです」※即答
(会場がざわめく、ざわざわ・・)
進行係「その心は?」
志願者「相手の手を止める事ができます。点数もちょっと大げさに言えば青天井ですし、出現率も一番高いですし、、」
細井先生「粋ですね・・深い。。」※はじめて笑みがこぼれる

このやりとりを麻雀を知っている人ならある程度お分かりになるだろう。
多くのアガリ役がありますし、麻雀は人の性格や人柄を表すなんて言われますが、好きな役でリーチ(立直)と答える人はかなり少数派です。

ここで私が何故か感動して勝手に涙が出てきたかを言語化したいと思います。志願者の彼は未来について暗中模索しているような状況でした。
その中で、人の前で話せるようなコミュ力もままならない状況で、彼は勝負しました。手配は最悪の状況、劣勢に次ぐ劣勢。準備不足も否めないような中の最終極地の一手が「リーチ!?・・・・」
※リーチとは、ほとんどの麻雀初心者が初めて覚える役のひとつ

どんな愚形でも前に出る、可能性を信じて前に出る、それを思うと急に涙が止まらなかったのです。おそらく麻雀に対してかなり達観した考えや思想が無いと出ない答え。
志願者のストーリーもあいまってさらに深まりました。

ここで私が言える事はチャレンジして上手くいかない事を「失敗」にするか
経験にするかは自分次第であり、成し遂げるまでやれば失敗にはならない。
途中で成し遂げる事をやめてもいい。でもチャレンジしている人はみんな輝いている。出来ない事を出来るようにしている姿に妥協は無いからです。

麻雀と知り合って、約25年くらいの歳月が経ちますが初めて「リーチ」という役の素晴らしさに気付かされたとともに、まだまだチャレンジしていきたいと思った昨晩でした。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました◎

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