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VBAの変数名をいい感じに名付けたい

変数名の付け方にはルールがある

  1. 変数名は英字で始めなければならない。

  2. 変数名には英数字とアンダースコアのみが使用可能であり、スペースや記号は使用できない。

  3. 変数名は一意であり、同じスコープ内で同じ名前の変数を定義することはできない。

  4. 変数名はわかりやすく、意味のある名前をつけることが望ましい。

など

では、具体的にどんな方法があるのでしょうか

キャメルケース  

変数名を複数の単語で構成する場合、先頭を小文字にして、単語の先頭を大文字にする方法です。例えば、「firstName」という変数名は、キャメルケースで書かれています。

スネークケース

変数名を複数の単語で構成する場合、単語の間にアンダースコアを挿入する方法です。例えば、「first_name」という変数名は、スネークケースで書かれています。

パスカルケース

変数名の各単語の先頭を大文字にする方法です。例えば、「FirstName」という変数名は、パスカルケースで書かれています。

ハンガリアン記法

変数の型を変数名の先頭に付ける方法です。例えば、「strFirstName」という変数名は、文字列型の変数を表しています。

よく使う変数について

  1. i, j, k: ループ変数として使われることが多いです。iは最も一般的に使われ、jやkは2重ループに使用されることがあります。

  2. n: 要素数や数値を表す変数としてよく使われます。

  3. str: 文字列を表す変数としてよく使われます。

  4. bool: 真偽値を表す変数としてよく使われます。

  5. obj: オブジェクトを表す変数としてよく使われます。

  6. arr: 配列を表す変数としてよく使われます。

  7. var: 変数の型が未定義の場合に使用されます。

  8. lng: 長整数型の変数としてよく使われます。

  9. dbl: 倍精度浮動小数点数型の変数としてよく使われます。

  10. col: コレクションを表す変数としてよく使われます。

  11. cnt: カウンター変数としてよく使われます。

  12. total: 合計を表す変数としてよく使われます。

  13. min, max: 最小値、最大値を表す変数としてよく使われます。

  14. today: 現在の日付を表す変数としてよく使われます。

  15. file: ファイル名やファイルオブジェクトを表す変数としてよく使われます。

  16. input: ユーザーからの入力を表す変数としてよく使われます。

  17. output: 出力結果を表す変数としてよく使われます。

  18. error: エラーメッセージやエラー状態を表す変数としてよく使われます。

  19. message: メッセージを表す変数としてよく使われます。

  20. index: インデックスを表す変数としてよく使われます。

  21. flag: フラグを表す変数としてよく使われます。

  22. option: オプションを表す変数としてよく使われます。

  23. source: データのソースを表す変数としてよく使われます。

  24. target: 処理の対象を表す変数としてよく使われます。

  25. temp: 一時的な変数としてよく使われます。

オリジナルの変数名を作りたい

悩みの一つかと思いますが、オリジナルの変数名を作りたいが、シンプルにできないので困っている。どうすれば良い?ってことはありませんか?

こんな風にしてみましょう、してみては如何でしょうか?

  1. 変数名に意味を持たせる  変数が何を表しているかをわかりやすく表現することができます。たとえば、システムの場合、「sys」をプレフィックスにすることで、システムで使用される変数であることがわかります。

  2. 短縮形を使用する  一般的に使用される単語の短縮形を使用することができます。例えば、「input」を「inp」、「variable」を「var」とすることができます。

  3. ニーモニックを使用する  変数名にニーモニックを使用することができます。ニーモニックとは、覚えやすい言葉や音声の組み合わせで、意味を持たせることができます。たとえば、「i」は、インデックスを表すことが多いです。

  4. キャメルケースやスネークケースを使用する  キャメルケースやスネークケースなどの命名規則を使用することで、変数名をわかりやすくすることができます。たとえば、「firstName」や「first_name」などです。

  5. 一貫性を持たせる  プロジェクト全体で一貫性を持たせることが重要です。同じ型の変数は同じルールで命名するようにしましょう。また、変数名がわかりにくい場合は、コメントを使用して説明することができます。

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VBA変数まとめ

VBAの変数は、プログラミングにおいて非常に重要な役割をもっています。適切に名前を付け、正しいスコープを設定し、柔軟なデータ型を使用することで、プログラムの保守性や可読性を向上させることができます。
また、プログラム内で値を保持することで、複雑な計算や処理を行うことができます。
VBAを使用する場合は、変数の使い方をマスターし、より効率的で品質の高いコードを作成ができるように頑張りましょう!


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