「めぐる」ということ

自然農家さんをめぐる旅を経て感じたこと。
それは、「めぐる」ことの大切さ。

「めぐる」とは、
一周するようにまわることや
あちこちをまわり歩くことを指す。

・季節がめぐる
・血の巡り、氣のめぐり
といった言葉のように、
「循環している状態」をイメージさせる。

反対に、ひとつのところに止まっていると、
少しずつ「停滞」する。

停滞すると、
水や空気が淀んでいくように
思考も凝り固まったり、
物事がスムーズに運ばれなくなってしまう。

とどまることが悪いというわけではない。
同じ場所にいたとしても、
循環を生み出すことはできる。

でも、ときどき自分のいつもいる場所からはなれて
いろんなところをめぐってみると、
自分の置かれている状況や立場がくっきり見えてきたり
客観的に見られたりする。

そうすると、
気づきや発見が得られたり、
今まで見ていた景色がちがって見えたり、
新たな良い循環が生まれたりする。

季節のめぐりを感じながら日々を過ごし、
ときにはいつもと異なる めぐりをたのしむ。
今年は、そんな1年にしよう。

2023年.立春

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