ジビエが防ぐ食害

みなさんこんばんは。更新5日目のウエです。

この自粛期間中、学校が「朝日けんさくくん」という小中高生向けのオンラインの記事データベースのアカウントが支給されました!
私は家では朝日をとっていないのですが、朝日新聞と言えばSDGsの知名度アンケートを行ったりSDGsの特設サイトを作ったりなど精力的な報道を行っておりこの期間中のアカウント支給は嬉しいばかりです。

そこで見つけたネタについて調べてみました!
それでは本編をどうぞ!


ジビエって?


突然ですが、みなさんジビエって知ってますか?最近人気のようです...

ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。
引用:http://www.gibier.or.jp/gibier/より

このサイトによればフランスなど、自分の領地で狩猟が出来るほど広大な土地をもった上流貴族しか食べられなかった高級食材だったようです。
動物の命を貰う代わり、その動物の全ての部位を余すことなく料理に使い、感謝を捧げるという精神が流れており、その天然の肉は脂肪が少なく、栄養価が高いそうですよ!
主にイノシシやシカ肉がジビエとして食べられるようですが、食中毒のリスクもあるため必ず中心まで火を通す必要があります。

国産ジビエ認証制度


2018年農林水産省がジビエの利用拡大にあたり、食肉処理施設の自主的な衛生管理などの推進や安全性の向上及び透明性の確保を図るために制定した制度で、今までに14件が認証されています。
衛生管理基準やカットチャート(肉の切り方を表した図)による流通規格の遵守、適切なラベル表示によるトレーサビリティ(生産過程が追跡可能である)の確保などを取り組む食肉処理施設へ認証が行われます。

静岡県のイズシカ問屋がジビエ認証を取得


突然ジビエの説明しちゃいましたが今日の本題はここです!
静岡県伊豆市の食肉加工センター「イズシカ問屋」は先ほどの制度の14番目、つまり最新の施設になりました。
同センターでは食害対策として駆除されたシカやイノシシの有効活用を目的に2011年よりスタート。開所以前は山に埋めて処理されていたそうです。
伊豆市は市域の7割近くが山地です。しかしシカが増えすぎたことによる農産物への被害が深刻化。一般的な自然環境下では1㎢あたり2~3頭程度の密度であることが適正であるとされるものの伊豆市ではその10倍の25頭前後と推定されており、これによる経済損失は年間1億円。この対策を市として行うために設置されたそうです。
食用として使えない部分も動物園へ餌として卸されたりペットフードとして活用されています。
シカ肉はロース、モモ、モモスライス、挽肉、コマが、イノシシ肉はロース、モモ、バラ、コマ、各種スライスが用意されています。

朝日新聞の記事ではこのニュースに対し、SDGsに基づき、環境省などのプロジェクト「森里川海連携」の連携に貢献するとされていました。

私的には
8働きがいも経済成長も
9産業と技術革新の基盤を作ろう
12つくる責任つかう責任
15陸の豊かさを守ろう
の達成に貢献していると感じました。

おわりに

実は私、イズシカを食べたことがあるのです。
今年二月伊豆箱根鉄道へ乗りに行った際、終点の修善寺駅にある「イズーラ修善寺」で「イズシカそば」を食べました。
感覚としては豚肉と似ていましたが油分が少なくあっさりとしていて食べやすかったです。
今回の記事、情報量が多くあまりうまくまとめられなかったのでもしかしたら今後大きく改定するかもしれません...
それではまた明日。

2020.05.22 ウエ


参考文献


https://www.maff.go.jp/j/nousin/gibier/ninsyou.html
http://www.gibier.or.jp/gibier/
http://www.gibier.or.jp/certification/
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-510/cb/jirei2011_izushika.html
https://www.at-s.com/news/article/local/east/764359.html
http://www.city.izu.shizuoka.jp/gyousei/gyousei_detail003517.html
http://www.izuhakone.co.jp/shop_news_20200217.pdf
https://www.weblio.jp/content/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3

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