防犯じいじとパトロール

わたしは
「おじいちゃん」
と呼ばれる人たちが
好きだ。

おじいちゃんというものは
たいてい
話が長くて
ちょっと説教くさくて
おんなじ話ばっかりしたりするのだが
そんなところも含めて
わたしは好きだ。

自分のおじいちゃんのことも
大好きだったが、
地元のおじいちゃんたちのことも好きで
いろんなおじいちゃんと
仲良くさせてもらっている。

今日は
地元で防犯活動をしているおじいちゃんと
一緒にパトロールをしてきた。

◯◯ちゃん（わたしの名前）、
こんど一緒にパトロール行こうよ〜

とお誘いが入る。

来週ならいいですよー

などと返事すると、
いわゆる「青パト」というのを運転して
我が家まで迎えに来てくれる。

防犯じいじと
パトロールドライブだ！

防犯じいじは、
その昔
PTAに関わったことをきっかけに
地域の活動をし始めたひとで、
防犯活動のほかに
保護司など
いろんなことをやっている。

◯◯ちゃん（わたしの名前）、
50歳代ってのはね、
人生でいちばん充実してるのよ！
体力と精神力が
ちょうどよいバランスで
高まってるところなの。
50代にいろいろチャレンジしてね！

と
ありがたい話をしてくれる。
そうなのか！
防犯じいじがそう言うなら
きっとそうなんだろう。
50代を
青春だと思って
エンジョイしなくちゃなぁ。

こないだも聞いたな？
という話を含め
いろんな話題が出て、
パトロールドライブは
話が途切れることがない。

そんな苦労をしてきたのか…
とか
そんなすてきなことがあったのね！
とか
なるほど勉強になるなぁ…
とか
いろいろなことを考えながら
防犯じいじとおしゃべりをする。

じいじがおしゃべりに夢中になって
運転がおろそかにならないよう
注意喚起するのも
わたしの役割だ。

おじいちゃんの話は
なんど同じ話が繰り返されようとも
いいものだ。

彼らが
たくさんの経験をしてきたうえで
いま考えていること…
というのは
まだヒヨッコのわたしにとって
非常に学びになる。
財産になる。
なんど聞いてもいい。
おじいちゃんたちが元気なうちに
なんどでも
聞いておきたいとさえ思う。

今週は
別のおじいちゃんと
街の花植え活動もしてくる。

花植えじいじが暑さでやられないように
見守りながら
おしゃべりをする予定。
楽しみだ。