【読書】夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく
最近
三男が汐見夏衛さんの本をよく読んでいる。
机の上に置かれた本の
タイトルに惹かれて
わたしも読んでみた。
『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』作:汐見夏衛
コロナ禍前に出された本なのだが、
マスクが外せない少女の話。
マスクがないと不安になる気持ち…
マスクは鬱陶しくて不快なのに
マスクをすると安心する気持ち…
そして
そんなマスクに頼っている自分が
嫌になってしまう気持ち…
それらが
小説の中で丁寧に描かれている。
コロナ前はさほど気にしたことはなかったのだが、
今はどのクラスにも
必ずいつもマスクをつけている子がいる。
わたし自身も
コロナ禍には
マスクをつけることの息苦しさと
マスクをしている安心感を
味わった。
ずっとつけていたマスクを外すのに
勇気が必要だったという思い出は、
コロナ禍を過ごしたわたしたちには
多かれ少なかれ誰でもあるのではなかろうか。
そんな
マスクが外せない少女のそばに
絵を描く少年が登場する。
自分の気持ちをはっきりと表現する少年に
苦手意識を持つ少女だったが
次第に…
…
…
というお話。
その昔に読んだ
『時の輝き』作:折原みと
を思い出した。
でもあんなに悲しいお話じゃなくて
よかった…。