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油性ペン持って立ってた

わたしのモバイルバッテリーが地味なので、
絵のうまい次男(大学生)に
なにかお絵描きしてー
とお願いしたら、
かわいいかわいい「ちいかわ」の絵を
油性ペンで
さらさらーーっと
描いてくれた。

うれしい。

これで楽しく
モバイルバッテリーが使える。
家族に奪われて困ることもなくなる(はず)

油性ペンでお絵描きしている
次男の姿を見ていたら
昔の記憶がよみがえってきた。

あれは…
次男がまだ
1歳の頃。
我が家が
新築ほやほやだった頃のこと…。


新築と
油性ペンと
一歳児

と聞くと
もう想像がつくだろうが…

そう
新築の壁が危機にさらされた事件
だ。


当時わたしは
新築の白壁を死守せねば…と、
油性ペンの置き場所には
気を遣っていたはずだった。

が、
うっかり
おチビの手の届くところに
置いていたようだ。

自由人でぬかりのない次男が
それを見逃すはずはない。

あるとき
ふと見たら
そこに…

油性ペンを持った次男が
立っていた…!!


キャップは
はずされている。
ひやっとした。

うわっ…
こりゃやられたか!


周囲を確認すると…

なんと
壁も床も家具も
被害ゼロ!

あーーよかった
と振り返って見ると、
かわいい次男の
顔いっぱいに
油性ペンの落書きが…

あぁ!
自分の顔ならいいよーー!
顔ならね、
もう、
全然OKよ!!
壁に書かずに
我が身を使うとは…
しかも
目や口じゃなくて
ほっぺただもんね。
なんて賢い…!!

とほめたたえるわたし。


そうして
新築の壁は
守られたのだった。

彼の作品(顔ペイント)

無理に消さなかったが
幼児の新陳代謝はすごいので
あっという間に消えた。



20年近く経ち、
新築の壁は
すっかり
年季の入った壁になった。

いまの次男になら
年季の入った壁のアクセントとして
壁アートを発注してみたいなぁ
と思う。

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