タクシーの正しい乗り方
学校ではタクシーの乗り方を教えてくれない。たぶん。
だから、多くの人がタクシーの乗り方を知らずに乗っているかもしれない。
例えば、道で「え?そこで止めちゃうの?」という場所で止めているケース。あれ、あぶないですよね。
ということで、タクシーの乗り方について少し調べてみる事にした。
・タクシーの種類
・タクシーに乗る場所
・通りがかりのタクシーを止める場合の注意点
・ビジネス乗車
・酔っ払い
・支払い
・あとがき
という流れで追っていこうと思う。
タクシーの種類
法人タクシー・個人タクシー
個人でやっているタクシーと、法人で行なっているタクシーがある。
一概にどちらが良いという事はないのだが、
個人タクシーは、「タクシー会社に10年以上勤務しており、10年間無事故無違反(35際未満の場合)」という条件があり、運転に安心感がある、更に、場合によっては車体の装備が良く、乗り心地がよかったりする。
ただ個人タクシーのサービスは独自性があるので、見方によっては当たり外れがあるとも言える。
法人タクシーの場合は、会社がやっているので、その会社の方針にもよるが、カード支払いや、Suicaに対応していたり、同じタクシー会社であれば、サービスや接客の部分で、ある程度の品質が確保されている場合が多い。
ということで、会社でタクシー会社を選ぶ人もいるだろう。
タクシーの乗り方(手配・場所)
代表的なのは
1.タクシー乗り場
2.指定の場所に電話で呼ぶ、配車アプリ
3.通りがかりのタクシーを止める
タクシー乗り場があるなら、安全に乗る事ができ、ある程度その地域を把握している運転手さんが多いと考える。
タクシー乗り場は、まあまあ無難な選択肢である。
デメリットとしては、並んだ列の順番なので、会社を選びにくかったり、タクシー側が少し長い時間並んで待っていた場合は、長距離狙いを期待しているかもしれない。というのが少しある。
逆にタクシー乗り場に人は並んでいるけど、タクシーが入ってこない場合、道にでて流れているのを探したほうが早いケースがある。タクシー乗り場はちょっとしたナワバリがあったりするので、場所にもよるが、道に出た方が早く見つけられるケースは存在する。
電話で呼ぶのは、近くで流れているタクシーを拾いにくい場合に便利である。予約できる場合もあるので、予定にあわせて手配していおくのも良いだろう。ただし送迎・予約の場合は、乗車から、降車までの料金とは別に追加料金がかかる場合がある。
電話での手配に加えて、最近は配車アプリ(スマートフォン)がある。
電話の場合だと、場所などの説明を口頭で行う事になるが、アプリだとGPSで場所がわかるし、アプリで支払いできるものもあったりと、少し使い慣れれば、電話より便利かもしれない。
配車アプリのデメリットとしては、来てもらう場所がユーザーの任意地点なので、車線だとか、車を止めやすい場所とかある程度考慮して呼ばないとスムーズに行かない場合があるかと思う。
アプリもそのうち、もっと進化するだろうが、利用者側にも少しテクニックが必要なのが、現状の配車アプリだと思う。
また、電話、配車アプリ共通でいえるが、計画的に利用しないと、到着に時間がかかったり、逆に予定より待たせてしまう事になったりする可能性もあるので要注意である。
通りがかりのタクシーを止める場合の注意点
これは、都内の大きな通りだと特に、利用しやすい方法だと思う。
ただし止める場所(乗降場所)に関しては、いくつか注意していただきたい。
停車禁止エリア「横断歩道」「交差点」でタクシーを止める人がいるが、道路交通法で停車禁止とされている場所であり、禁止である。
タクシー側は呼び止められたら、スルーできないので仕方なく止まるが、これはNGである。降りる場所の指定に関しても、同様のことが言える。
タクシーを呼び止めるには、「空車」と表示のあるタクシーを歩道からタクシーに見えるように手を上げて停めます。
行灯(あんどん)が消えているタクシーは、送迎だったり、乗車中など、乗せられないタクシーである場合が一般的です。(地域や仕様によるので100%ではありません。)
なので、行灯が消えているタクシーを道路に出て呼び止めようとするのは危ないのでやめましょう。
バス停
これもバスの発車停車の妨げになるので、利用者もある程度の意識が必要である。
スピードが出やすい場所
見通しがよければ大丈夫な場合もあるが、急停車に繋がる場合があり、注意が必要である。
以上は安全面からの注意点でしたが、次はマナーやその他
他の人がタクシー待ちしている時に、上流で拾う
まあ緊急でどうしてもな場合は、お願いして許可をもらえればOKだと思うが、割り込みはダメです。
レシート
忘れ物がないか降りた時に確認するのは、当然ですが、なにかあったときのためにレシートは貰っておく事をおすすめします。
ビジネス乗車
仕事でお客さん、もしくは上司とタクシーに乗車する場合がある。
タクシーの上座は、1.運転手の後ろ、2.運転手対角 3.後方その間 4.助手席 となっている。
なので、お客さんや、上司などとタクシーに乗る場合は、それを考慮して乗る。まあこれはあくでも基本形なので、上司やお客さんが希望してきた場合は臨機応変でよいだろう。
行き先を運転手に的確に伝える事や、忘れ物などにはくれぐれも注意しましょう。
酔っ払い
飲み会で終電がなくなりタクシーで帰るという事があるかもしれません。
とはいえ、運転手さんに迷惑かけるような酔っぱらいは、タクシーを利用してはいけません。大声をだしたり、座席を蹴ったり叩いたり、吐いたり、タチの悪い酔っ払いは人間のクズです。ちゃんと節度を持って酒を飲めるようになってから乗りましょう。(そのまえに、そこまで酒飲むなって話ではありますが。)
支払い
これは後からの追記ではあるが、支払いについて。
法人タクシーはようやく、クレジットカード、電子マネーに対応しつつあるが、個人タクシーではまだまだ現金のみ対応の場合が多い。
で、短距離。例えばワンメータ(基本料金)の場合は、1000円未満になるのが普通だが、これを1万円で払うと、お釣りの札が不足している場合がある。
個人的には、小銭までは、お客が十分に用意しておく必要まではないと思うが、特に短距離の利用の場合は、小額紙幣(千円札)を、ある程度用意しておくよう心がけたほうがよいだろう。
例えば、タクシー側が、千円札30枚を用意してあったとする。それでも、千円の支払いで4回1万円使う人が連続してしまったら、もうアウトである。もちろん実際には5千円も用意してあるだろうが、乗客を乗せる前に大金を用意するのは、難しいと認識しておくほうが良いだろう。
余談だが、海外では、高額紙幣で支払おうとすると、お釣りがないと断られる場合が少なくない。これも、前述のような理由で小銭やお釣り用の紙幣が十分に用意されていないケースがある。少額紙幣で用意しておくのが常識なのと、小銭となる端数はチップと考え、小銭のお釣りは結構(もらっといて)とするのがスマートかもしれない。
あとがき
郊外だとマイカーという事になるのだろうが、都内だと、タクシーが便利で、つい使いすぎると、あっという間に月の交通費が増えてしまう。
海外だと、Uberも大きな選択肢ではあるが、日本では、白タク(無認可のタクシー)が禁止されており、一般化は困難だろう。
とはいえ、渋滞緩和策として、なんらかの検討が必要だ。
将来的には、全自動運転のタクシーが登場し、価格がもっと下がればもっとタクシーの利用は高まるだろう。しかしそうなると、利用者が増え、道路がいま以上に渋滞する可能性すらある。
かといって、空飛ぶタクシーが近い未来に、一般化するとは到底思えない。個人的には、超小型の自動運転自動車の登場と、その普及を後押しするための、法整備と、行政の指針が必要だと思っている。
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