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人材営業マンが教える「通りやすい書類」の作り方

こんにちは!
不動産エージェントで個人投資家のつぶ貝です。

今回は、転職や派遣のお仕事時に通りやすい書類の作り方についてお伝えさせていただきます!

人生100年時代。
終身雇用が瓦解したこの日本で生き抜くために、今回の内容は必須のスキルだと思います!
宜しければぜひ最後までご覧ください!

通りやすい書類の特徴3選

結論から申し上げます。
書類選考で通りやすいものの特徴は以下の3点です。

①経験が数値化されている
②自身が残した結果が明確化されている
③エントリー先に採用メリットが提案できている
それでは順番に見ていきましょう!

経験が数値化されている

真っ先に意識していただきたいのがこちらになります。
あなたがどんな職種・業種で働いていようとも、関係ありません!
最も相手に分かりやすくあなたの能力を伝える方法はこれです。

経験を数値化とはどういうことでしょうか。
そんなに難しいことではありませんので安心してください!
具体例を見ていきましょう。

◆経験年数
◆売上金額
◆社内順位
◆業務改善により削減された時間
◆案件の成約件数
◆月間の業務処理件数
よくある誤解として、「数字は営業の人しか出せないでしょ」というものがあります。
確かに営業マンは自身の成績や経験を数字にしやすい傾向にあります。
だからと言って、それ以外の方々が経験を数値化できない訳ではありません!

上記の例では「月間の業務処理件数」などがあたると思います。
労務管理の方でしたら、対象社員数などがそれにあたるのではないでしょうか。
人事の方なら面談回数や採用人数なんかも良いと思います!

このように、ご自身の経験をしっかりと数値化することで、相手に分かりやすく実績を伝えられるでしょう!

自身が残した結果が明確化されている

ご自身のスキルや経験を数値化した次は、「残した結果を明確化する」です!
あなたの前職(現職)での職種が何であったかに関わらず、あなたが残した功績は必ずあるはずです!
その功績について、具体的に職務経歴書へ落とし込んでいきましょう。

ポイントは、あなたの功績や行動によるBefore・Afterを書くことです!
あなたによって組織はどのような利益を得たのか、どのような変化が起こったのかを書きましょう。
それを読んだ人事担当者が採用後のイメージをしやすいように書けたらベストです。

例えば、営業の方でしたら営業成績が一番明確なBefore・Afterが書きやすいと思います!
これは常に営業成績が良かった方のみでなくとも有効な方法です。
いつもの月はそんなに特筆した営業成績じゃなかったとしても、良かった月の動きやその結果を書くこともひとつの方法です!
たまたまだとしても、その月に成績が良かったことには理由があるはずです。
その理由を深掘りし、自身の強みとして考えていくこともできるでしょう!

他にもこんなことを書くと良いと思います!

◆社内や部署で新たな取り組みを始めた
◆残業時間削減につながる仕組みづくりをした
◆社内で使えるツールを作成した
◆業務フローを改善した
◆社内表彰を受けた
これらを書く上で大切なことは、「嘘を書かないこと」と「なぜそれができたか説明できる」ことです。
新たな勤務先でも再現性があること、そしてそれを自覚し、説明できることが人事担当者からの高い評価につながります!

エントリー先に採用メリットが提案できている

最後のポイントはこちらです。
少し話が脱線しますが、採用担当の人事は何を考えながら採用活動をしているのでしょうか?
言い方を変えれば、なぜ採用活動をしているのでしょうか?

きっとあなたは「人が足りないからに決まってるじゃん」と考えられたかと思います。
全くもってその通りです!笑
ではそんな採用担当の人事が候補者に期待することはなんでしょうか?

◆即戦力人材に来てほしい
◆一人でも多く採用したい
◆優秀な人に来てもらいたい

きっとこれらも考えていると思います。
ただ、一番考えていることは「採用した人が辞めないでほしい」です。

営業にとっての売上が、採用担当者にとっては採用人数です。
そして採用した人の離職というのは、売上から出た違約金や契約解除、クレームのようなものなのです。

もしあなたの部署に来た中途採用の社員が1週間で辞めたら、きっとこう思うはずです。
「なんでこんな奴を採用したんだ!!」

つまり採用担当者は、採用した社員の辞職を真っ先に避けなくてはいけないということです。
この考え方を元に、最後のポイントを見てみましょう!

エントリー先に対してまずアピールするべきことは、「御社で長く働かせてください!」です。
その上で、あなたを長く雇ったらどんなメリットがあるのかを採用担当者へアピールしましょう。

残念ながらほとんどの場合、あなたが最初に会う採用担当者に、採用に関する最終決定権はありません。
ですがこれ普段の営業活動や社内での決定事項を進める時と同じです。

営業で案件を成約させるがごとく、そして社内提案を決裁者に持っていくがごとく、まずは目の前の担当者を味方につけましょう!
目の前の採用担当者が上司や採用部門に対し、あなたを勧めたくなるようにプレゼンできれば完璧です。
なので、採用担当者を意識した書類作りを心掛けてみましょう!

◆エントリー先でのキャリアビジョンがある
◆直近の勤続年数が長い
◆転職理由がポジティブ
→前職を悪く言うのはNG
◆転職理由が明確
→その転職理由がエントリー先には影響がない
◆長く勤める裏付けがある
→結婚、住宅ローンなど
この辺りを意識して書類を作成されると、採用担当者の目に止まる可能性が上がります!
ぜひご自身が採用担当者だったら思わず採用したくなる人を目指してみてください!

終わりに

いかがでしたでしょうか。
転職活動最初の難関が「書類選考」だと思います。
ぜひ今回の記事の内容をひとつでも活用していただき、書類選考をパスしていただければと存じます!

私が営業担当として求職者の方によくお伝えすることがあります。
それは、「もし書類が通らなかったとしても、落ち込まないでください。
あなたが悪いのではなく、あなたと会社が合わなかっただけですので、ぜひ相性の良い会社を探しましょう!」
とお話しさせていただいております。

10社受けて10社とも通らない場合、書き方のテクニックを見直す必要があると思います。
しかし、応募書類の内容が適切に書けていても、選考が先に進めないこともございます。
そんな時は、あなた自身を責めるのではなく、「会社との相性が悪かったな」と意識を切り替えていただくのが一番です!

転職活動はあなた自身も会社を選ぶ立場にあります。
ぜひ後悔のない選択ができるよう、あなた自身をより正確に伝えられるよう、頑張ってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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