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家を借りよう!内見前に抑えるべきこと

こんにちは!
不動産エージェントで個人投資家のつぶ貝です。
今回は、家を借りる際の内見時に確認すべきポイントについてお話しさせていただきます!

引っ越しは人生で何度もすることじゃないですよね。
当然、慣れている方はかなり少数派だと思います!

今回の記事では、初めて一人暮らしをする人でも、内見前に知るべきポイントを抑えられる記事になっています!
ぜひ最後までご覧ください!

内見前に抑えるべきたったひとつのこと

結論から申し上げます。
内見前に抑えておくべきたったひとつのことは「優先順位を決めること」です。

なぜ優先順位を決める必要があるのでしょうか?
それは、「全て100点満点の家はほぼあり得ない」ためです。
これから家を探す方にこんな希望のないことを言うのは大変心苦しいですが、ほとんどの場合は予算内で100%理想の家は見つけることが難しいかと存じます。

そして、実際に内見をすると「Aの家はここが良かったけど、Bのここも捨てがたい」となる方がほとんどです。
なかなか決めきれず、最後には決めた家を後悔してしまうことも少なくありません。
せっかく引越すのなら、後悔の無い選択をしたいですよね!

とは言え、優先順位を決めるといっても何を基準に考えればいいの?という方がほとんどだと思います。
こちらの記事を読んでいただければ、ご自身の家選びの軸が定まるかと存じます!

それでは優先順位を決めるポイントについて、詳しく見ていきましょう!

優先順位の付け方

優先順位を付ける前に、恐らく多くの方はまずご予算から決められると思います。
その予算の中で、何を重視するか優先順位を付けていきましょう!

そう言われてもいきなり決めるのは難しいですよね…
優先順位を決める時は、「絶対に譲れない条件」と、「できたらこうならいいな」という条件に分けて考えていきましょう!

必須条件を考えよう!

必須条件を決めることで、膨大な物件数から希望の住まいを絞っていくことができます。
よくある必須条件は、以下項目などが挙げられます。

◆駅からの距離
◆部屋の広さ
◆部屋の向き
◆階数
◆築年数
◆建物の構造

それでは順番にこれらの特徴について見ていきましょう!

駅からの距離

物件を探す際に、SUUMOやアットホームなどで、「駅から徒歩◯分以内」と検索するからも多いのではないでしょうか。
しかし実際に歩いてみると、表示時間よりも長いことってありませんか?
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

駅から徒歩でどのくらい時間が掛かるかは、景品表示法により定められている基準により、算出されています。
景品表示法では、駅からの距離が80mおきに1分で計算されます。
この距離は直線距離ではなく、実際の経路にて計算されます。
また、80m未満は切り上げて計算されます。

【例】駅から物件が700mの場合
700m÷80m=8分余り60m
→駅から徒歩9分と表記

信号や坂道は駅からの時間に考慮されないため、実際に歩くと表記以上に掛かることが多いのです。
この計算を覚えておけば、物件探しでどのくらいの距離なら許容できるか考えやすいと思います!

部屋の広さ

部屋の広さは、平米数(㎡)は実際の数字が表記されています。
しかし、部屋の帖数は算出方法が複数あるため、同じ6帖間でも広さが違うことがあります。
そのため、物件の内見時にはぜひメジャーで広さを測り、家具の配置を考えましょう!

これから一人暮らしをされる方は、部屋の広さは20㎡以上をオススメ致します。
昨今、テレワークの普及により、ご自宅でお仕事される方も多いと思います。
そうでない方も、一部屋に寝具とテーブル、家具などを配置する上で、20㎡未満ですと置けるものがかなり制限されてしまいます。

あまり物を置かれない方以外は、20㎡以上のお部屋を探されることをオススメ致します!

部屋の向き

部屋の向きは、日当たりに直結致します。
もちろん、周囲の建物の状況にもよりますが、一般的には南向きが一番日当たりが良いとされています。

日光が差し込む時間帯が早い順は、以下の通りです。
東向き→南向き→西向き

洗濯物や布団を外に干される場合は、南向き〜西向きがオススメです!
東向きですと、地方によっては冬場など日が入りにくいこともあるため、要注意です。

フロアの位置

フロアの位置も、部屋の向き同様日当たりに大きく影響致します。
フロアが高ければ高いほど、日当たりは良くなる傾向にあります。
日当たり以外にも、以下のような特徴があります。

◆1階
・冬場に底冷えしやすい
・防犯上、侵入されやすい
・手すりの設置が義務じゃない
◆最上階
・日光が強い日は、部屋が暑くなりやすい
◆2階以上
・下の部屋の空調で、夏冬が快適に過ごしやすい

上記より、中間層の低層フロアをオススメさせていただきます!
フロアが上がると、引越す際に高額になる可能性が高まります。
特にエレベータのない建物ですと、フロアが上がるごとに料金も高くなります。

上下に住民がいる低層階(2〜3階程度)がオススメです!
※エレベータの無い建物だと、高層階の家賃が安いこともあります

築年数

築年数は、設備の新しさや建物の気密性、全体の綺麗さや耐震性などに影響してきます。
新しければ新しいほど条件が良くなる傾向にありますが、もちろん家賃は高くなります。

そこでオススメなのが、リフォームをしている築20年以内の建物です。
リフォームをすることで、外観はそこまで綺麗でなくても、内装は新築に近いような物件もあります。
最近は借手を探すため、リフォームに力を入れている大家さんも多くいらっしゃいます。

物件を探す際にはリフォームをいつ実施したかも合わせて確認されてみるといいかもしれません!

建物の構造

築年数と合わせて、建物の気密性や耐震性を決めるのが、構造です。
機密性が高ければ、部屋の保温性や防音性も高まります。
生活音や暑さ・寒さが気になる方は、この辺りも確認して見てください!

一般的に機密性が高い順は、以下の通りです。
木造→軽量鉄骨造→SRC造→RC造

以上の物件の特徴から、必須条件をぜひ考えてみてください!

Better条件も知っておこう!

必須条件でなくても、「こうだったらいいな!」という条件を知っておくと、選ぶ時に決めやすいのでオススメです!
希望条件は人によって違いますが、人気な条件は以下の通りです。

◆バス・トイレ別
◆都市ガス
◆独立洗面台
◆ウォシュレット付
◆オートロック
◆モニターホン付
特にオススメなのは、「バス・トイレ別」と「都市ガス」です。
特に都市ガスは、固定費削減にかなり役立ちます。

プロパンガスですと、都市ガスの3〜4倍近い料金が発生することがあります。
家賃を考える際は、トータルコストで考慮する必要があります。
例え家賃が安くても、プロパンガスで光熱費が高くなってしまっては元も子もありません。

物件見学数の目安

ここまで物件選びのポイントについてお伝えさせていただきました。
では具体的に内見する際にはどのくらいの数を見たらいいのでしょうか?

目安としては、3〜4軒ご覧いただくことをオススメ致します。
5軒以上見られますと、見学に時間も掛かり、終わる頃には頭が回りにくくなってしまいます。
逆に2軒以下ですと、十分に比較ができず、後悔しかねません。

可能であれば、2〜3軒はご自身で興味を持った物件を内見し、1〜2軒は不動産屋からのオススメ物件を見てみましょう!
あなたが気に入る素敵な物件が見つかるはずです!

終わりに

いかがでしたでしょうか。
今回は内見前の物件選びに関するポイントについて、お伝えさせていただきました。

生涯で住む家はそう多くないと思います。
家はあなたにとって、大切な空間です。
あなたの人生を豊かにしてくれる家を探すためにも、ぜひお伝えさせていただいた内容を参考にしていただければと存じます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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