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#10 【雑学】カヌレ

じわじわ流行っているカヌレ

皆さんはカヌレを知っているだろうか。バターとラム酒の豊かな香り。こんがり焼かれた香ばしい外側の生地と、しっとりした内側の生地。一度食べたらやみつきだ。私自身、高校生のときに姉からもらったカヌレに感動し、カヌレが売られているお店に入ったら必ず購入するほどになった。今回は、最近雑誌やテレビ、ニュースなどでも取り上げられることが増えてきたカヌレについて、勉強していこうと思う。

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カヌレの由来

カヌレは、フランス、ボルドー地方の伝統的な焼き菓子である。(※お店によっては、「カヌレ・ド・ボルドー」と称されることもある。)ボルドー地方はワインで有名な土地だ。そんなワインづくりのためには、結晶化した成分を取り除くために卵白を使用する。このままでは、黄身が残ってしまう。当時のフランス人は黄身の活用方法を試行錯誤した結果、カヌレが誕生した。

カヌレの語源は、ボルドー地方で使われていたガスコーニュ語で「溝」や「フルート」という意味の言葉だ。カヌレで特徴的な「溝」は、生地全体に熱伝導を伝わりやすくなるための重要な仕組みになっている。かわいいだけではないところが素晴らしい。

カヌレのつくりかた

そんな美味しいカヌレを、家でも作ってみたい!と思う方は多いのではないだろうか。

◆材料(カヌレ型10〜12個) 188kcal
 牛乳 500cc
 砂糖 250g
 バター 25g
 バニラビーンズ 1/2本
 全卵 1個
 卵黄 2個 (※余った卵白はメレンゲにして最後にトッピング♪)
 ラム酒 大さじ2杯
 薄力粉 70g
 強力粉 55g

◆つくりかた

①鍋に牛乳、半量のグラニュー糖、バター、バニラビーンズを入れて中火にかけます。鍋の縁に小さな気泡が出できたら火を止め、粗熱を取ります。

②ボウルに全卵、卵黄、残りのグラニュー糖を入れて泡立て器で混ぜ、粉類を加え、さらに混ぜ合わせます。

③ボウルに①を濾しながら加え、泡立て器で静かに混ぜ合わせてラム酒を加え、冷蔵庫でひと晩休ませます。

④生地は冷蔵庫から取り出して室温に戻し、カヌレ型に生地を7〜8分目まで入れます。230℃に予熱したオーブンで約40〜50分ほど焼きます。

⑤焼き上がったら型から出してケーキクーラーに出して冷まして完成です。

(makaroni 引用)


見ていただけただろうか。特に③、④。生地を一晩寝かせた後に、室温に戻す。私のようなずぼら人間には、このような工程はかなりハードルが高い。このような手間暇をかけて1個のカヌレが出来上がる。

カヌレを作ってくれるすべての方に感謝と敬意を。



ここからの勝手にカヌレレポ

カヌレの手作りを諦め、様々なお店のカヌレ情報を共有していくことにする。随時更新を予定。

Daniel 本店 (兵庫)

住所:兵庫県 芦屋市 三条南町 5-1(最寄り駅:JR甲南山手駅 徒歩6分)

関西でカヌレといえばDanielと言われるほど有名なお店。有名どころとあって、カヌレの種類もたくさん!季節によって種類が変わることがあるため、時期をずらして訪問するのも楽しい。ナチュラルな風合いな店内で飲食も可能だ。大阪駅にも支店があるため、関西のお土産にも最適。

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進々堂 (京都)

住所:京都府 京都市中京区 中島74番地 ロイヤルパークホテル ザ 京都1F

(最寄り駅:京阪電車 三条駅 徒歩5分)

京都で有名なパン屋さんのひとつである「進々堂」。ここでもカヌレを購入することができる。ここのカヌレは、他店と比較し、外側の生地が一番カリッとしていると個人的には思う。個人差はあるが、もはや固いレベルだ。ただ、これがやみつきになる。店舗は京都府内に複数あり、ほとんどの店舗でカヌレが販売されている。店内飲食の場合は、写真のようにアイスクリームを添えたセットを注文可能だ。コロナ渦収束後の京都散策のときには、ぜひ訪れてみてはいかがだろうか。

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Bien Bake (石川)

住所:石川県金沢市西念4-19-26(車での訪問がおすすめ)

地元 金沢にも美味しいカヌレのお店を見つけたので紹介したい。公共交通機関の駅から少し距離があるため、ここへは車での訪問をおすすめする。(不定休もあるため、注意!)ここのカヌレは特にしっとりしていて、甘すぎない上品な甘さが特徴的だ。このお店では、カヌレのほかにもフィナンシェやフロランタンなどのフランス菓子全般を購入できる。カフェスペースはないため、持ち帰っておうち時間を素敵に彩ってみてはどうだろう。

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