簡単にできるアンガーマネジメント　その２　実際の状況を冷静にとらえる

怒っている時には、状況を冷静に捉えられず、実際の状況より悪く考えてしまう傾向が人間にはあると思います。実際の状況はそんなに悪くないのに誇張して考えてしまったり、実際の状況より間違った考え方を持ってしまいがちです。

対応策としてあげられるのは３つあります。

１つ目は現実にどの程度状況が悪いか、しっかり現状を確認することです。
「それはどのぐらい悪いのだろう？」「ほんとうにそれは悪いことなのだろうか？」と真面目に自問自答してみるのがコツです。

２つ目は悪い状況をなるべく正確に、丁寧に言葉で表してみることです。

３つ目に怒らせている部分にとらわれず、全体を見ることです。人間は全体と部分どちらにとらわれやすいかと言ったら、圧倒的に部分にとらわれやすいです。どんな状況や人間関係でもポジティブな部分もネガティブな部分もあります。相手の良い部分を見るように意識すると、怒りをへらすことができるかと思います。

例えば相手が約束の時間に遅れてきたら、その遅れてきた人に対して「相手を助けるようなよい性格だから遅れてきたのかもしれない」などと考えるのも良いかもしれません。

参考になればと思います。