普段着における袷と単衣の捉え方

ひと昔よりだいぶ緩くなったらしい
袷と単衣の時期

もうなんか普段着日常着においては
そのルール無くていいんじゃないかって思ってる話

袷は10-5月、単は6-9月

↑の分け方だと
温暖化した日本に合わないと
単衣は4月から10月頃まで着ていいんじゃないか
っておっしゃってる先生方の話を昨年多く見聞きしました。

4月から始めた着物生活だったので
しばらく律義に守ってましたが
9月で挫けました。

単衣そんなに持ってないし
持ってるのほとんどポリだし
浴衣は8月までしか自分の中で受け入れられないし
着るものがない！(暑い)

で
9月はほぼほぼ洋服だった記憶です。

着物生活2年目になり
単衣も増えて木綿の着物もあるので
どうにかやり過ごすことができましたが
↑のルールはちっとも守りませんでした。

暑かったら薄着するの
洋服で普通やん？

日本は縦に長いのだ

なんでこのルールができたのか
どこで発祥したのかまで追ってませんが(興味がない)
縦長の日本、気候は同じ時であれまったく地域により違う。

一概に袷だ単衣だと
縛ってることがナンセンスだなと。

もちろん礼装の場であれば
守ったほうがいいんでしょう。

暑くても夏であれスーツ着はりますしね。

真面目さんなので一年目に縛られて苦しんで
二年目に気づいたのは普段のルールじゃねーわと。

年により、その日により
同じ付でも気温は変わるのだから
日によって選ぶものが変わって当然なんだよね。

普段着物が難しいと思われるのは
ルールがないからなんだと思う。

自分で感じて考えなきゃいけない
でも礼装用のルールは決まってる
そりゃ振り回される。

普段着に重要なこと

今日の自分の気持ちと身体が
心地よいと感じられるかだと思うのです。

冬でも半そでで歩いてる人がいるように
体感や体調はみな違う。

普段着ということは
生きるために着る服です。

心地よさと快適さが伴ってないと
お話にならない。

誰のために着るのかって
自分のため、それ以外ないのです。

となると
袷だ単衣だ絹だ木綿だポリだっていうことよりも
自分に合う、心地よいものを選べる感覚を持っていることが
最重要です。

今日はあったかいなと思えば
二月に単衣でもいいわけです。

寒くなったら羽織ればいいんですから

選び方間違えたなと思ったら
それを経験値として次に活かせばいいわけです。

自分の身体と素材をなじませ
組み合わせていくことを楽しめないと
普段着物は厳しいと思う。

洋服ほどとりあえずが効かないからね
それは面倒ではなく、そういう衣服というだけ。

普段において
ルールがうんぬんよりも
自分のご機嫌さんを大切にしていれば
周りの目も気にならんようになりますよ。

以上、かおるーんでした。

◇今日のコーディネート◇
画像はインスタでUPしてます
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草木染の単衣の紬
正絹の長襦袢
紬の名古屋帯

インナーと帯で保温しつつ
風通しの良い長着で体調を整えております

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潜在能力を引き上げ
身体からすべてをバランスする宇宙調律師　坪内薫（かおるーん）

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