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京都寺社巡りの旅⑩~霊山観音・高台寺・南禅寺・永観堂~

京都寺社巡りもいよいよ最後。新幹線の時間を見ながら京都市内(駅からさほど離れない範囲で)の寺院をお詣り。

霊山観音

清水寺から高台寺を目指す途中に、やたらと目立つ観音像が。霊山観音(りょうぜんかんのん)とは第二次世界大戦の戦没者および戦争の犠牲者を追悼するため、1955年、帝産グループ創設者、石川博資によって建立された寺院だそうです。

拝観料を払って中に入ると解放感のある空間の先に巨大な観音像。その下には内陣があり、御本尊の十一面観世音が祀られています。他にも、愛染明王や「願いの玉」「仏足石」「十二支守本尊」など見所は色々。御朱印帳を預けて見学しました。

御朱印の墨書きは「妙智力」

高台寺・高台寺天満宮

高台寺

こちらは臨済宗建仁寺派の寺院で、秀吉と北政所(ねね)の霊廟としての性格も持っています。拝観受付を済ませたら朱印所があるので、御朱印を頂く人はまず、こちらでいただいてから見学です。

方丈庭園の枝垂れ桜
開山堂
霊屋(おたまや)。秀吉と高台院を祀っている。
竹林

 東寺のように仏像を拝むお寺ではなく、お庭を楽しむタイプのお寺ですね。個人的には、仏像を拝む方が好きですが(^^ゞそれでも天気の良さも相まって気持ちよいお散歩でした。

高台寺天満宮

高台寺の側に鎮座しています。こちらは北政所が高台寺を創建したときに崇拝していた綱敷天満宮から勧請したものだそうです。

隣接する札所(売店)にて御朱印がいただけます。

南禅寺

こちらは臨済宗のお寺で、門をくぐると立派な山門が目に入ります。三門は拝観することができ、書置きですが御朱印もいただけます。しかし、階段が狭くて急で、上り下りに苦労しました。背中のリュックが引っかかって引っかかって(^^ゞ

三門

中門
三門
三門からの眺め(法堂)

法堂

お堂内は撮影禁止ですが、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩が祀られ、龍の天井画もあります。

水路閣

南禅寺と言えば、むしろこちらの方が有名なのでは?というほどの撮影スポットで、一番混雑していました(笑)そういう自分も、これを見るのが目的でしたが(^^ゞ この水路閣は京都府の疎水(そすい;水源から水を引くこと)事業の一環で作られた水路橋で、レンガ造りのアーチが印象的です。

南禅寺の御朱印は方丈の売店?授与所?でいただきました。時間が無いので拝観はせず・・・

永観堂

京都の旅の最後は、永観堂。正式名称は、聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺(しょうじゅらいごうさん むりょうじゅいん ぜんりんじ)といいます。御本尊は阿弥陀如来なのですが、振り返っている姿をしている「みかえり阿弥陀像」です。

入口を入ってすぐの中庭

釈迦堂、御影堂(大殿)、阿弥陀堂(本堂)と見て回ります。

御影堂前のお庭
臥龍廊①
臥龍廊②

個人的に永観堂と言えばこの臥龍廊。山の斜面に沿って造られた廊下で、屋根の反りが龍の背中を思わせたためにつけられた名前です。

臥龍廊からみたお堂
臥龍廊の遠景

受付にて御朱印を受け取りました。墨書きは「顧阿弥陀如来」。「顧」は振り返るという意味ですね。挟み紙にみかえり阿弥陀如来の印。

これにて3泊4日の京都寺社巡りの旅は終了です。3泊したのですが・・・まだ足らない。というか一回の旅で全部まわろうとするのが土台無理な話で、今後は、地域を決めて順次まわろうと思います。年を取って、寺社に対する知識が身につき、御朱印というものを縁にまわる京都は面白すぎます。

なんとも濃厚な旅でした(^^)

(おわり)

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