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京都市内寺社巡り(その1)

比叡山を後にして12月14日(月)から16日(水)にかけて京都市内の寺社を巡りました。まずは、14日に訪れた「曼珠院門跡」「銀閣寺」「法然院」「弥勒院」を紹介します。

曼珠院門跡

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【歴史】
延暦年間(728~806)、最澄により鎮護国家の道場として比叡の地に創建。
その後、天暦年間(947~957)に北野天満宮の造営にともなって、初代別当職に補され、以後明治維新まで900年間曼殊院は北野別当職を歴任した。
天仁年間に北野天満宮管理のため北山に別院を建立。その後御所内公家町に移転し、明暦二年(1656)に八条宮智仁親王の第二皇子良尚法親王が入寺され、現在の地にお堂を遷座。

訪れるのは2度目です。「門跡」とはかつて皇室一門が住職を務めた証だそうです。そのためか、かなり貴重な宝物がたくさんあります。また、邸内には荘厳な庭があり見応えあります。冬は少し寂しいですが、いい時期に来たらもっと見応えがあったんでしょうね。

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さて、私にはもう一つの目的があります。それが「菌塚」です。農学部に所属していた私にとって、お酒好きの私にとって「菌」の存在は偉大です。その菌を供養するために作られた塚があります。

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受付にて記帳し、境内の外(おそらく私有地)にひっそりと立っています。こちらに伺った以上、これを見ずには帰れません(笑)

元大和化成株式会社・取締役社長の笠坊武夫さんは酵素抽出に微生物を犠牲にしてきた思いから、昭和56年5月にここ曼殊院境内に供養石碑を建立。

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塚の裏には『人類生存に大きく貢献し 犠牲となれる 無数億の菌の霊に対し至心に恭敬して茲に供養のじんを捧ぐるものなり』 とあります。おそらく日本でも菌の供養塔はここだけでしょう。

銀閣寺(東山慈照寺)

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銀閣寺は相国寺の塔頭寺院の1つで、江戸時代に金閣寺に対して銀閣寺と称せられるようになったといわれています。室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿を起原とし、義政の没後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられました。

金閣寺の派手さに対して、こちらはシックな趣です。ただ、広大な境内の庭は、相当お金がかかっているのがわかりますし、とても美しいですよね。まだ僅かに紅葉が残っていましたので、ノンビリと散策できました。

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修学旅行の中学生がいましたが、中学生くらいだと、こういう庭園を楽しむのは難しいかな?少なくとも自分は、大人になったからこそ、こういう良さもわかるようになりましたからね。

法然院

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鎌倉時代の初めに法然上人が弟子とともに蓮とともに六時礼讃行を行った草案が始まり。その後(弟子が後鳥羽上皇の逆鱗に触れ)草庵は久しく荒廃することとなったが、1680年(延宝8)に知恩院第三十八世萬無和尚が、元祖法然上人ゆかりの地に念佛道場を建立することを発願し、現在の伽藍の基礎が築かれた。

時間が遅かったので山門は閉じていましたが、脇から中に入り、参拝。本堂の外から御本尊の阿弥陀如来にお詣りし、ノンビリとお庭を見て回りました。

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山門は行ってすぐのところに白砂檀がありますが、水の代わりをしていて、この間を通ることで清められるそうです。この絵は季節によって変えていると思います。

いわゆる超メジャーな観光地に比べると地味かもしれませんが、なんで自分がこちらのお寺を知ったのか。それは、2008年に赤坂ACTシアターで公演された中島みゆき「夜会Vol.15~夜物語~元祖・今晩屋」のパンフレットに法然院の山門が使われていたんですね。

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どなたかが法然院であることを仰っていたので、いつか伺いたいなと思っていました。前回も今回も、椿の時期ではないので、椿の時期や伽藍公開の時期に伺いたいです。

弥勒院

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哲学の道を銀閣寺から法然院に向かって歩いている途中にありました。「幸せ地蔵」の旗が目に付きますが、弥勒院というお寺のようです。お寺には参拝できませんが、地蔵尊はお詣りできます。

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元々、京都室町の商家に祀られていたものを戦時中に譲り受けたものだそうです。本堂に祀っていたそうですが平成26年に地蔵堂を改修したそうです。このとき隣に護摩堂を新たに設けたそうですが、そこに乗越え不動が祀られています(壁に絵が掛かっています)。

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無人ではありますが、お守りや御朱印が書置きですが3種類「幸せ地蔵」「本尊大日如来」「乗越え不動」があり、いずれも和紙に手書きされたものでした。折角のなので3体いただき、志納料(っていう言い方でいいのかな?お寺では初穂料ってあんまり使わないみたいだし・・・)は賽銭箱に入れさせて頂きました。

御朱印

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さて、この日はほぼ半日以上、比叡山延暦寺のお詣りでしたので、ここでこの日は終了です。翌日は、電動チャリを借りてあちこちお詣りに行きます。

(つづく)


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