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2 できるだけのこと / 病院と保険

愛犬リオンさんとペットショップで出会い、犬ひとり、人ひとりの生活が始まりました。

はじめて飼い始めるわんちゃんで、何もかもが手探り。予防接種のことやわんちゃん保険のことなど、ありとあらゆる事柄を、ペットショップの方やわんちゃんを飼っている友人が言われるがままに、対応していたように思います。つまり、私自身は十分に考えていなかったのです。

いま思えば、この最初の段階で、少なくとも次の4つのことだけでも、最大限に気を配るべきでした。

❶  病院(獣医師の方)

❷  わんちゃん保険

❸  歯磨き

❹  食事

自分がしっかりと調べて、他からの意見を求める時は、誰に尋ねるのか、そして何を質問するのかを明確にし、さまざまな角度からの情報を基に検討し、最終的に私が最適な手段や解答を導き出すべきだったと、いまは後悔しています。


4歳の誕生日🎂トリミング後の一枚

❶  病院(獣医師の方)
最初にお世話になった病院は、ペットショップからの紹介でした。はじめの予防接種のために通いはじめ、それがきっかけでしばらく、その獣医師の方に診てもらいました。もちろんその頃は、大した問題はなく「お風呂は毎日入れた方がいいんですかね」とか「排泄は自宅内でさせて方がいいんですか」とか、「あんまり散歩に行きたがらないんですよね」など、いま思い返すと、幸せなお悩みばかりだったなと思います。生まれて半年ぐらいは散歩に行きたがらない子も結構いるものですよね。今だからわかることです。
結局、その病院は最初の2年ぐらいで行かなくなります。理由は場所が遠いこと、それと何か違和感を感じたように覚えています。具体的には、思い出せないのですが、おそらくちょっとした会話の中から、私自身が感じ取ったのだと思います。またその頃は、リオンさんも健康そのもので成長真っ盛りでしたから、病院自体に予防接種以外で行くこともありませんでした。
それが2歳を過ぎたある時、リオンさんが急に身体中を掻きむしり出したのです。その時は、近所に新しくできた病院を見つけ受診したところ、その先生がかゆみの原因であるノミを見つけて処置を適切にしてくださいました。
実はこの獣医師の方との出会いが、リオンさんと私にとって運命的なものとなるのです。先日の2時間以上にわたる大手術もこの先生にしていただきました。もう10年以上のお付き合いになります。
日ごろより行いのよいリオンさんのおかげで、獣医師の方とのかけがえのない出会いをいただくことができたわけです。しかし私たちの場合は、本当に運が良かっただけで、本来は十分な情報集めと検討が必要だったと、反省しています。
ちなみに、その獣医師の方は、現在フリーランス獣医師として大変ご活躍で、どこからも引くて数多の状況のようです。

❷  わんちゃん保険
保険についても、リオンさんをお迎えしたペットショップを通じて加入しました。詳細は忘れましたが、医療費の50%を補助してくれる内容。飼い始めたばかりでしたから、この程度でいいかなと、こちらも病院の場合と同様に深く考えていませんでした。
ところが一年後、保険更新の段になって、私はその保険の更新をしなかったんですね。
「まあ、大丈夫でしょ」という、何とも言い難い、何の思索もない判断だったと我ながらに呆れます。
この脇の甘い考え方が、解約から2ヶ月後、ブーメランのごとく戻ってきます。
リオンさんがちょっとした怪我をしたのです。手で目の周りを軽く掻いた時に、目の周りに擦り傷ができてしまったのです。傷自体は、とても軽いもので全く心配のいらないもでした。しかし、治療費が2万円もかかったのです。もし保険に加入していれば1万円で済んでいたはず。覆水盆に返らず、でした。
しかしながら、私にとっては、とてもよい教訓になったのだと思います。
これをきっかけに大慌てで、わんちゃん保険をいくつか探し出し、それらを比較検討し、一つの保険を選択。今でもその保険に加入しています。
通院・入院は無制限、手術は年2回までで、7割保険で補助してくれる内容。自分の経済状況なども鑑みて、最も適した保険だと判断しました。(この保険内容は、現在受付をしていない模様)
リオンさんがシニア期に入って、病気や大病をするまでは、先ほどの獣医師の先生に「保険、どうしたらいいと思います?他によい保険ありますか?」と、時折尋ねていました。
そもそも、獣医師の方はわんちゃんに治療をしてくださることが主たるお仕事。私の質問は相当的外れなものだったと、穴があったら隠れてくなるほど恥ずかしく思います。先生も大変困惑したでしょうね。すみません。
結果的には、自分で判断し加入した保険をその後も継続していたおかげで、この数年にわたる医療費の7割を保険会社に補填してもらっています。
保険会社には本当に感謝していると共に「よくぞ解約せずに続けた」といつも自分自身を褒め称えています。
ちなみに、今年7月の内科治療での入院とその後の手術入院で、合計約50万円かかりましたが、保険のおかげで17万円ほどの手出しで済みました。それでも、私にとっては高額です。けれども、金銭感覚がおかしくなってきたのか、元の金額に比べると大丈夫だなと思えてしまう。そんな自分が怖くなります。

今回の投稿では、病院とわんちゃん保険について書きました。
病院や保険を含むこれら4つのことは、いざという時に飼い主として「できるだけのこと」をするために、必要な下ごしらえだったな、と近ごろ特に思います。
「できるだけのこと」はするという気持ちは、最初にリオンさんをお迎えすると腹を括った際に、私がリオンさんに誓ったことでした。

次回の投稿では、歯磨きと食事についても書いていきます。
またご覧ください。

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