まちの映画館だからこそ、できること。
春分の日に催された映画イベントに参加。北九州にある小倉昭和館にて。映画館だからこそできることを実体験しました。
昭和館では2作品1200円で鑑賞でき、この週はコチラのラインナップ。
突然ですが、みなさんはストリップ劇場に行ったことはありますか?以前は男性が足を運ぶ場所と思われていましたが、近ごろでは若い女性ファンも増えてきてだいぶ様相が変わってきたそうです。ちなみに私は未経験。全盛期には400もの劇場が全国に存在していましたが、現在では20弱。そのうちの一つ小倉A級劇場が今年閉館すると、昨年報道がありました。
そのことを知った昭和館の館長が行動を起こします。同時期に公開された映画『彼女は夢で踊る』を昭和館で上映し、出演者の矢沢ようこさんをゲストととして呼びたいと直訴。その結果、3月20日の春分の日にその思いが結実しました。当日はハリウッド映画『ハスラーズ』と一緒に上映。ハリウッド映画の方がおまけです。そして時川監督と矢沢さんのトークイベントと続きました。おつまみをつまみながらビールをごくっ。最高の演出。最後はサイン会。完璧な流れです。
以前も投稿しましたが、小倉昭和館では人気のあるなしや知名度だけで選映をしていません。「これを上映したい」という思いとその理由「なぜならば」があるのです。そのため、館長の方からはいつも半端ない熱量をひしひしと感じます。
いまではスマホやタブレットを使えば、場所を選ばずどこでも映画を観れます。わざわざ映画館にいかなくてもです。けれども、それって、映画を堪能できているのかなと思うのです。観ることはできても、映画のその先にある世界には踏み込むことはできないのではないかなと。まちの映画館だからこそつくり出せる一体感。私は映画館での映画体験が、他に変えがたいほど大好物です。
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