日本人が知らないヨーロッパのサッカーの進化が速い理由
こんにちは。
最近、サッカーの新しい研究所を作って早速面白い動きが出てきて、コミュニティ運営の素晴らしさを実感しています。
私はスペインのサッカーの環境で10年に渡って仕事をしていますが、ヨーロッパの国がなぜここまで早いスピードでサッカーが進化しているのか?に対する答えの一つに、研究と現場での実践のサイクルの速さにあるという結論に至りました。
この環境の違いは大きく日本とサッカー先進国の差に大きく出ていて、スペインのカタルーニャの例だと、INEFという体育大学(日本で言うと筑波大や日体大の様なところ)が色々な理論を研究・提唱してFCバルセロナで実践しています。
事実、スペインのフィジカルトレーナー会のディオス(神的存在)と言われるパコ・セイルーロはバルサの中にいますし、そのディオスはINEFと深い関わりを持っているのです。
ちなみに、スペインのプレパラドール・フィジコ(フィジカルトレーナー)はほぼ全員INEF出身で、私のチームエウロパユースのフィジコもINEFに在学中でかなり優秀です。
ビジネスもそうだと思うのですが、私はこの仕組みを発見した時にはまさに
「開発事業部が製品を研究し、その技術を新製品に落とし込んでいる仕組み」
と全く同じだな、と思ったのです。
現場と研究のサイクルを高スピードで回していくこと
これは、日本のサッカー会の環境の改善点の一つだと思います。
スペインのユース1部のチームでこれを実験
で、この仕組みをデザインしようということで、最近立ち上がった私の「サッカーの新しい研究所」を利用して、これが可能だということが発覚しました!
ことの発端は、メンバーの方との会話だったのですが
「研究所のFBオンライングループ内でエウロパユースの試合に向けた準備の様子をシェアして欲しい」
という話から
「なら、どうせならエウロパの次の対戦相手の情報を共有してみんなでプレーモデルを練ったら面白いんじゃないか!もし案が良ければ坪井が採用してチームに反映!」
という話に急展開。
すぐに実行へ移し、昨日このアクションがスタートしました(速い!)。
この仕組み、わかる人はすぐにわかってしまったかと思いますが、研究所メンバーがいつも日々勉強(研究)していることを、スペインユース1部リーグで戦うエウロパユースの現場に落とし込んだらどうなるか?ということを実験できる仕組みですね。
研究と現場への落とし込みのサイクルを作ったわけです。
しかも、メンバーのみんなはエウロパの分析やスタッフの様な形式で関われてしまうということなんです!
バルサユースとのゲームを一緒に戦えるなんて、面白すぎです!
その過程で、
①スペインのユース1部のチームが試合に向けてどんな準備をしているのか?のチームの中を知れる→分析から落とし込み、からの結果のフィードバック②みんなでアイデアを出し合って情報をシェアできる(もちろん自分の指導に役立てたり、分析眼を養える)
を獲得することが可能です。
なので、研究所に入って情報を見ているだけでも勉強になるし、ディスカッションに参加して実践すればもっと得るものが多いのです。
今後は、対戦相手の分析やプレーモデルを浸透させるトレーニングメニューの作成なんかも一緒にやっていったら理論と現場のサイクルはもっと回せると思っています。
しかも、スペインのユース1部リーグの選手・チームを扱ってそれができるなんてこの研究所でしかできませんね。
ワクワクしていますw
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【特典終了まであと14日】
11月15日まで限定で、特典として【入会料50%オフ】でお申し込みを承っています。
◆サッカーの新しい研究所について
https://ameblo.jp/uno-dos-tres/entry-12407381266.html
◆お申し込みフォーム
https://goo.gl/forms/XB3xBoyLMBYfjb9k1
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