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踵の減り方から分かること
以前、見て分かる簡単な靴機能チェックの記事を投稿しました。
https://note.com/preview/n9c6bee61875b?prev_access_key=b81258a05b651016dd7bcd18d03cea74
今回は「靴の踵の減り方によって身体にどんな影響が出るのか」について、写真の靴を例に紹介していきます。
写真では左踵の外側の減りが強いですね。この方の左足は「過回外」と呼ばれる動きしているかもしれません。写真のように後ろから見て踵が外に傾き過ぎてしまう動きになります。
この場合、
・アキレス腱の外側の痛み
・腸脛靭帯炎など膝の外側の痛み
・足を外側に捻りやすい
など、身体の外側に出る症状が特徴的です。身体全体でみると次の図のように、外へ外へと移動する動きが特徴的です。(必ずこの動きになるわけではありません)
また、写真では踵の減り方に加え、左の方が右に比べて靴の外への傾きもやや強いです。(シワのつき方も参考に)
この靴を履かれている方は、左足の捻挫の既往歴があります。足関節の外側の靱帯が緩く左が不安定になりやすくなっているのもあるのでしょう。
足元の不安定さは身体の上に連鎖し、頭部まで症状が及ぶ方もいます。頭痛や、歯ぎしりがある方で捻挫の既往歴があり、靱帯が緩くなっている方は足元の不安定さも関係しているかもしれません。
今回は靴の踵の減り方から分かる身体への影響について、写真の靴を例にご紹介しました。あくまで一つの特徴であり、「踵の外が削れていればこうなる!」と一概には言えませんが、履きこんだ靴であれば、その人の動きの癖、特徴が靴に表れてきます。ご自宅にある靴を眺めてみると、自分の動きの特徴が見えてくるかもしれません。
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