医療と私

長年遠ざかっていた医療に復帰した。

きっかけは些細な出会いだったんだが、そこで話が進み復帰した形だ。


いつからか、自分自身のことより人の役に立つことが軸になり、色々な仕事をやってきた。そんな中での出来事だ。


緊急のオペに入ったり、ICUでマシンのオペレーションをすればするほど、患者さんのどんな状態でも最後まであきらめず「助けたい」から「必ず助ける」という想いで当たることができている。


冬は、他の季節よりも、運ばれてくる患者さんや、亡くなる人が多い。中には、自ら命を絶とうとする人もいる。

その人がどんな辛い思いをしたかはわからない。でも、なくなってもいいという命は絶対に一つもない。きっと、生きることが辛かったんだろうと思うし、とても苦しかったんだと思う。


だから、もし、命が救われたのならば、救う手伝いができたのならば、患者さんの人生が、次は絶対に幸せであるよう祈りながら、治療に当たる。


残念ながら、助けられなかった命もある。

もし助けることができたのならば、クリスマスイブも、今日のクリスマスも家族で過ごすことができたかもしれない。それが叶わないことは、私自身も本当に辛い。


だから、助けたい。絶対に助けたい。自分の力が役に立つのならば、全力以上で当たりたい。


そんな、クリスマスの今日。

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