
NoCodeでECサイトを作れるShopifyってどんなツール?【基礎編】
こんにちは、NoCodeCampのツバサ(@tsubasatwi)です。
前回、NoCodeツールは、こうやって選ぶ!選び方とおすすめ学習コンテンツ は、いいね数100と良い反響頂きました。応援いただいた方、ありがとうございます。いいねなどコメントいただければ、とても励みになります。
ShopifyってどんなNoCodeツール?
Shopifyは2004年にカナダで創業されたECサイト作成サービスです。
世界ではシェアNo.1を誇り、世界175ヶ国で利用されています。
2019年6月時点で1,000,000の利用者がいます。(2019年6月時点 Wikipedia)
Q-Successの2021年11月のWebサイト向けCMS (Content Management System) でもWordPressについで、ついでのシェアとなってます。
【引用】Webサイト向けCMSシェア推移グラフ 資料: Q-Success 2021年11月
Shopifyの特徴とは?
特徴としては大きく4つあります。
①世界中の決済方法、配送、言語をカバー、チャレンジしやすい
②高いカスタマイズ性
③楽天、Amazonなどの他 販売チャネルと連携可能
④20万同時アクセスを耐えうるサーバーを用意
①多様な決済/配送
VISA、MasterなどのクレジットカードのほかにPayPal(ペイパル)AmazonPay、携帯キャリア決済など多様な決済が選択できます。
海外配送先、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)をはじめ、DHL 、FedEx、UPSなどの海外発送も選ぶことが可能です。
②カスタマイズ性
SEOやSNS連携対応、複数店舗運営など細かいカスタマイズがノーコードで対応可能です。
③他チャネル連携
楽天、Amazonと言った大手ECサイトとも連動が可能です。これは、在庫管理や、集客の管理がShopifyだけで管理できるという点で非常に有利です。
▼販売チャネルからクリック操作で追加できます
BubbleやAdaloでもECサイトを作ることは可能ですが、ShopifyはECサイトに必要な機能として基本的なカード機能や、クーポンや特売セールなどが簡単に実装できます。ほかのツールは0から構築が必要だったりするので、ECサイトに特化している強みです。
▼Shopifyと楽天の連携により、Shopifyを利用する米国と日本のネットショップは、Shopifyの管理画面上で楽天市場の店舗運営が可能
④強固な、サーバーインフラ
サーバーの稼働率が99.8%で、ほとんどサーバーダウンすることがありません。また同時処理能力も、1分間に約1万件の注文を処理でき、20万人同時アクセス処理に耐える強固なサーバーインフラを持ってます。
Shopifyで作れたサイト
ゴーゴーカレー
ゴリラのロゴでおなじみのゴーゴーカレー
レッドブル
エナジードリンクで有名なレッドブル、海外サイトっぽい仕様です。
X-girl
レディスファッションブランドエックスガールにも使われています
無印良品 カナダ
他にもShopifyオンラインストアで事例確認が可能です。
Shopifyの利用料は?
ベーシック $29/月、スタンダード $79$ 、プレミアム $299/月があります。スタッフのアカウント数、手数料、などがそれぞれ異なります。
管理画面の設定ページからプラン変更もいつでも可能なため、まずはベーシックプランでやっておくと良いと思います。
▼詳細はこちら
ソーシャルページの利用が多いならライトプラン
あまり知られてないですがカート機能が無いライトプランであれば、
$9/月で運用できます。
ライトプランは以下の方におすすめです
SNSをメインで集客している
ホームページを持っていてそこで商品があれば良い。
Amazonのアフィリエイトリンクみたいなものをイメージすれば良いです。
製作目的なら無料利用も可能
「Shopifyパートナー」へ登録することで無料でテスト環境を使用し続けることがでできます。制作したサイトを企業に移管することもできます。審査と言っても登録フォームに簡単な申請するだけです。
*商品のサンプルも入手できます。いちいち手入力しなくて良いので楽ですね。
CSVファイルのサンプルを入手する
BASEとは何が違うのか?
国産NoCodeツールの代表でBASEがあります。
こちらは月額費用・初期費用がすべて無料で使えます。
最近急速に利用者を増やしてます。
国内での対応がメインであったり、とりあえずECサイトを開設したいというオーナーであればBASEで十分だと思います。
Shopifyと違うのは、SEO対策としてのHタグなどの入力がBASEだとできません。ただし、初心者に関しては、カスタマイズが多くできるというのは、反対にできることが多すぎて何をすれば良いのか分からないという状態でもあるので、ECサイトを作るのが初めてということであれば、BASEでも十分だと思います。(あと、日本のNoCodeツールには、がんばって欲しい)
Shopifyをさらに使いやすくする管理アプリを紹介
管理アプリは
ダッシュボードのアプリ管理からアプリを追加することができます。
おすすめ管理アプリ
今回は、すぐに使える代表的なプラグインをいくつか紹介しておきます。
・Shogun
Shopify のページを HTMLやJavascriptなどのコーディングなしで簡単に実装できます。有料アプリですが初心者ほど入れた方が良いアプリです。
・PageFly Landing Page Builder
ランディングページ用のプラグインです。Shogunと同じような感じで作成できます。
・Multi Vendor Marketplace
複数店舗を持てるアプリです。
楽天みたいなマーケットプレイスを作ることができます。
・Product Review
商品ページにレビューフォームを追加できます
・EasyLockdown
顧客別でアクセス制限できる
・Bold Subscriptions
サブスクリプション決済の導入
・langify
多言語化アプリ
・Wishlist Plus
ウィッシュリスト
Shopifyで定期購入・サブスクビジネスを開業する方法
サブスクリプションのサービスは、よく聞かれるので、こちらで参考までに書いておきます。
①アプリを導入する
いくつか代表的なアプリを掲載しておきます。
PayWhirl Recurring Payments
Shopifyでネイティブにサブスクリプションの作成・管理・販売が可能です。
Bold Subscriptions
エンタープライズの利用を想定し、サブスクリプションビジネスのカスタマイズ・管理・拡張を実現します。
Subscriptions by ReCharge
Shopifyストアで素早くサブスクリプションの立ち上げと管理ができます。
「定期購買」ハックルベリー
日本初の定期購買アプリです。日本語でサポートしてくれます。
②APIを使う
ShopifyサブスクリプションAPIについて:Shopifyチェックアウトと統合できるアプリの構築
▼日本のおすすめアプリはこちら
納品前に。。
ローンチ前の要チェックリスト
Shopifyを勉強するなら?
まずは、公式ページです。どのノーコードツールも同じですが、基本は公式サイト/ドキュメントは読みましょう。
特にShopifyは日本語対応しているので、勉強もしやすいです。
【Shopifyの使い方】ネットショップ開設:基本設定編
他にもこんな情報があります。
【Shopifyの使い方】ネットショップ開設:基本設定編
Shopify 初期設定セミナー1日、
Shopify 公式ストア開設ガイドブックが登場! Shopifyでネットショップをはじめよう
ストアオープンに必要なShopifyの使い方のガイドブックです。メールアドレスを登録すればすぐにダウンロードできます
shopcrecamp(ショプクリキャンプ)
ショピクリのコ―さんが運営しているスクール。Shopify × 飲食業特化!
即戦力のショップクリエイターになれるスクール
マーチャント向け
Shopify 機能一覧資料 などがあります。エンドユーザーに提案する資料を探している人
まとめ 将来のShopifyの使い方について
Shopifyをつかえば、簡単なECサイトなら、すぐ作ることができます。ただ、Shopifyは単なるECサイトとしてではなく、他チャネルとの在庫や集客管理の管理画面として使うのが、”Shopifyの本来の使い方”だと感じました。つまり
▼FRACTさんのnote、オムニチャネルの重要性
2010年代のEコマースは、多くの場合ネット上の「一店舗、一チャネル」としての取り扱いがほとんどでした。自動販売機のような役割を担わされるシーンも多くあったと思います。しかし、多くの先人たちの活躍によりオムニチャネルの重要性が伝えられ、オムニチャネルを前提に考える事が当たり前になりました。ネット上のみで完結することがない2020年代のEコマースは、これまでの役割から大きな脱却が求めらています。
例えば、Shopifyから楽天へ出店したり、Faceboo広告を出稿したりなどShopifyから操作が可能であったり、その管理もすべてShopifyで行うことが可能です。将来的にはECサイトの運用管理はエンジニアではなくマーケッターが行う。という会社も出てくるかもしれません。
単なるEC構築ツールとしてではなく、商品管理統合ツールとしてのShopifyも楽しんでみましょう。
ノーコードシフト プログラミングを使わない開発へ インプレス出版より発売しました。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
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また次回のNoCode話でお会いしましょう。ByeByeー。
NoCodeCamp ツバサ
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