マネジメントの本質、マネージャーの役割
今回はマネジメントについてです。
この記事を読んでいただきたい方はマネージャー職の方です。特に新しくマネージャーになった方には参考になると思う内容です。マネジメントの経験豊富な方にも、あたらめてマネジメントの本質は何かを考えてみるきっかけになればうれしいです。
マネジメントとは何か、マネージャーは何をする人なのかを掘り下げています。ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
マネジメントの本質
この記事のテーマは、「マネジメントとは何をすることか」 です。
そもそもマネジメントとは何でしょうか?
私の一言の定義は、マネジメントとは 「目的を達成するための最適化手法」です。手法と言っているようにマネジメントとはあくまで手段です。
「管理」 と捉えると見誤る理由
マネジメントを 「管理」 と捉えると本質を見誤ります。というのは、管理とはあくまでマネジメントの1つの側面にすぎないからです。
マネジメントとは、様々な制約、時には矛盾がある中でそれでも何とかやりくりをして、最適解を見出すことです。やっていることは 「管理」 と言うよりも、もっと泥臭く汗をかくことです。地道な積み重ねの先に目的達成があります。
マネジメントの対象は様々な種類があります。「◯◯ マネジメント」 と色々あり、例えば思いついたものをランダムに挙げてみると、
✓ 様々なマネジメント
組織マネジメント
人材マネジメント
目標マネジメント
プロジェクトマネジメント
ブランドマネジメント
リスクマネジメント
店舗マネジメント
生産マネジメント
品質マネジメント
予算マネジメント
ナレッジマネジメント
いずれにも共通するのは、何かしらの目的が上位にあることです。その目的を達成するために 「制約がある中でなんとかやりくりをする」 、つまり最適化していくのがマネジメントです。
マネージャーの役割
では、マネージャーの役割とは何でしょうか?
マネージャーの役割は目的を達成することです。
通常は、目的達成を阻害する何かしらの問題が存在します。マネージャーが問題解決のためにやることは、突き詰めると次の3つです。
✓ マネージャーが問題解決のためにやること
現状把握
意思決定
実行
この3つを1つのセットにして、ループのように繰り返していきます。
では3つについて、具体的に何をやるのかを順番に見ていきましょう。
✓ 現状把握
観察: 起こっている事象を観察する
本質理解: 背後の構造要因や奥にある本質を理解する
問題特定: 理想と現状のギャップから本当に解決すべき問題特定する
✓ 意思決定
課題設定: 問題解決のためのやることを課題として設定する
決断: 「やること」 と 「やらないこと」 の意思決定
実行プラン: 具体的な行動計画やタスクに落とす (何を, 誰が, いつまでに)
✓ 実行
実行: 実行プランをやり抜く
フォロー: メンバーや現場に投げっぱなしにせずにフォローをする
振り返り: 実行したままではなく振り返りと検証をする (PDCA の C と A)
以上が問題解決者としてのマネージャーの役割です。
まとめ
今回はマネジメントについてでした。
最後にまとめです。
マネジメントの本質
マネジメントとは 「目的を達成するための最適化手法」
マネジメントを 「管理」 と捉えると本質を見誤る。管理はマネジメントの1つの側面にすぎない
マネジメントとは様々な制約、時には矛盾がある中でそれでも何とかやりくりをして、最適解を見出すこと。「管理」 と言うよりも、もっと泥臭いこと
マネージャーが問題解決のためにやること
マネージャーの役割は目的を達成すること
ただし、目的達成を阻害する何かしらの問題が存在する
マネージャーが問題解決のためにやることは、突き詰めると次の3つ
① 現状把握、② 意思決定、③ 実行。ループのように繰り返す
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