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相手に刺さる提案方法とは?クラウドソーシングをやって学べたエトス, パトス, ロゴス
今回はビジネスでの提案方法についてです。
相手にとって魅力のある提案にするためには、どうすればいいかをご紹介しています。
最近やっていたクラウドソーシングでの案件募集から学んだことで、ビジネスで相手に刺さる提案方法を書いています。
クラウドソーシングを使ってみました
最近やってみたことが、クラウドソーシングで依頼です。動画作成とビジネス文書の英訳です。
複数の方から応募があり、1つの案件で10 ~ 20人の方からご連絡をいただきました。
応募者の方からの提案やアピールを拝見すると中身は人それぞれです。しかし俯瞰すると、自分が発注者、つまり提案される側になって初めてわかった、魅力的に思う提案には共通点が見えてきました。
共通する3つのポイント
結論から言うと、魅力的な提案には 「エトス」 「パトス」 「ロゴス」 の3つがあります。
エトスとは信頼、パトスとは共感、ロゴスとは論理 (納得感) です。この3つが提案に入っていると、この人に仕事を頼みたいと思えます。
では実際クラウドソーシングを例に、具体的にどのように3つのポイントが入っていたかをご紹介しますね。
エトス (信頼)
1つ目の要素は信頼です。
信頼を要素分解すると2つで、人としての信頼、その人がやってくれるであろう成果への信頼です。
クラウドソーシングではメッセージだけのやりとりです。メッセージだけでも誠実さや人として信頼できるかがなんとなくわかってきます。
また、過去の実績、こちらからの募集内容に沿った提案、金額・納期の提示があると、依頼後のコミュニケーションもスムーズにいきそうだと期待できました。
パトス (共感)
2つ目の要素は共感です。
応募者からの提案にストーリーがあると共感が起こりやすいです。具体的には、応募者が 「なぜ自分はこの案件に応募したのか」 に、その人ならではの背景や意図、想いが入っているかです。
あと、共感が生まれるのは、例えば発注する動画内容にフィードバックや感想が付けられていると、依頼者としてはうれしくなります。
ロゴス (論理)
3つ目の要素は論理です。
論理とは、その人に依頼したい理由に、依頼者として自分が納得できるかです。
納得感は、例えば過去の実績や経歴から案件にフィットしている、応募理由も自分の都合の理由 (例: 案件受注で経験を積みたい) だけではなく発注者へのメリットが書かれていることからです。
発注者メリットとは具体的には、動画であればこうすれば他の動画と差別化できるという提案、英訳案件ではネイティブにも読まれやすく、ビジネスの背景に沿った文書にできることです。
* * *
以上のような 「信頼」 「共感」 「納得 (論理) 」 がそろっていると、「この人がいい」 と選びやすくなります。
立場を逆にすると、自分が提案する時にもエトス・パトス・ロゴスの3つから提案内容を整理すると良いです。これが、クラウドソーシングで依頼をしてみて提案方法への学びでした。
まとめ
今回はビジネスで、相手に刺さる提案方法についてでした。
最後にまとめです。
✓ 魅力的な提案に共通する3つのポイント
良い提案には 「エトス」 「パトス」 「ロゴス」 の3つがある
エトスとは信頼、パトスとは共感、ロゴスとは論理 (納得感)
✓ 提案でのエトス・パトス・ロゴス
[エトス] 人としての信頼、成果への信頼
[パトス] 提案にストーリーがあると共感が起こりやすい
[ロゴス] 依頼者がその人に依頼したい理由に、自分で納得できる
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