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時間というデザイン

こんばんは。
こちらのHITOMOJI藝術大学では“芸術”にフォーカスしていきます。
今回は時間のデザインについて記していきます。
まず、時間とは目には見えません。
コトやモノなどの物質的なものがデザインというイメージがある事から、目に見えない『時間』と『デザイン』はなんだか愛称がよくないようにも感じます。
さて、それはどうでしょうか?
ひたすら流れる時間ですが、物事を位置づけたり変化を見つけたりするのに時間は作用しています。
時間に対してあまりにも無自覚になっていないでしょうか?

時間のデザインというアプローチがもたらす新たな可能性は非常に重要です。
そこから得られる創造的に生きる意義を見出す事が出来るのです。
時間のデザインは実は生活の中に精緻な形で埋め込まれています。

まず始めに時間のデザインへのアプローチについて考えていきます。
時間のデザイン?未だに良くわからないし輪郭が見えない!
と捉えどころがないように感じると思います。
なので時間について語る前に、空間デザインについて少し話します。

例えば神社。
こちらは初詣などで行ったことありますよね!
神社には鳥居があります。
鳥居とは、寺の外と内を区切る境界線です。
ですが本来は空間というのは連続した空間です。
ところが人間は鳥居を立てる事で連続している空間を不連続な空間へ変えてしまう事に成功しました。
鳥居という不連続な境界線を作る事で、神社は神聖な場所になる訳です。
これが空間デザインです。
この感覚で時間というデザインを考えてみましょう。

例えば日曜日、この日はキリストが復活した翌日で仕事を休んで祈りを捧げて復活を祝う日という起源があります。
この事から日曜日=休日という概念が生まれた事実があります。
時間も連続したものですが、そこをあえて切り取って意味付けをする。
これが時間のデザインです。
このように意識するしないに関わらず、時間のデザインというのは結構身近にあるんです。

『記念日』これも連続した時間をあえて切り取った時間のデザインと言えます。
実質その日は他の日と変わりません。
ところが切り取る事で意味付けをする事が出来るんです。

ここまで読んで頂ければ、時間のデザインがなんとなくわかってきたと思います。

つまり時間のデザインで何が出来るか?
時間をあえて区切る事で付加価値が演出でき、人々の記憶に残るようにデザインする事が出来るという事です。

この時間を応用したものは様々あります。
ワールドカップや五輪は時間のデザインの究極と言えるでしょう。

如何でしたでしょうか?
デザインにワクワクしてきませんか?

まだまだ掘り下げていくので乞うご期待!

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