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【保存版】起業5年目の苦悩とこれからについて

ご無沙汰しています。
学生起業して今年で5年目。これまでの苦悩やこれからについて寄稿しようと思います。

The First Carrier

1年間の就職活動の末、内定選考をすべて辞退し、卒業時2017年に人生初の法人登記。パートナー、先輩と僕の計3名での取締役体制で新卒採用支援事業をスタート。セールス・マーケティング・マネジメント・バックオフィス・カスタマーサクセス・リクルーティング等すべての業務を、全人生かけて行いながら、「ああ、こういう仕事なんだ!」とすべて未経験から、やりながら覚えていきました。こうして言葉を並べて見ると聞こえはいいかもしれませんが、戦略もなければ何1つ現場業務が手付かずな状況が続き、ギリギリ目標達成するか否かの連続の中で、褒めてくれる上司もいなければ、未達な時に頼る先輩もおらず、カオスな毎日を過ごしていました。今となっては、「よく起業した」と当時の自分を褒めてあげたい。

End of Money Driven

就職も一度もしたことが無い自分が、なぜ起業という道を選択したのか。高校生まで、とにかく勉強・サッカーと中途半端にだらだら続けていた自分にとって、大学4年間は"小さな挑戦"を重ねる大変貴重な時間でした。僕にとっては、当時、金銭報酬・地位・名誉という三大行動欲求が行動規範。お金があっても人生豊かにならないという事に気づいたのは20歳の時でした。初めて0から始めたビジネスは、「スペース貸しビジネス」でした。深夜帯に営業時間軸を置く、都内のBAR複数店舗と個人契約を行いながら、スペースを借りたい業者や個人とTwitterなどのSNSで連絡を取り、貸し出しを行いました。「都内BAR貸切案内」というTwitterアカウントを設立し、初回格安プランを複数提示。サークルの新歓や追いコンはもちろん、結婚式の2次会や異業種交流会など、シーンに合わせたスペース貸しを行い、20歳で大学に通いながら500万円ほどの年収で過ごしていました。この時から、「俺は絶対起業する」と決めていた気がしますが、今の原動力とは全くことなるもので、とにかく金銭報酬・地位・名誉という高橋三大欲求が原動力となっていたと思います。ただこのお金の使い道として、ブランド品を購入したり、後輩・友人と飲みに行ったりする中で、一時的に楽しいシーンは増えたけれど、「お金を持てば幸せになれるわけではない」という事に気づいてしまったんですよね。このあたりから、世の中で活躍する社会人や、何か夢や目標を持っている大人に会いたいと思い、インターンシップを探し始めました。

Hello Mission Driven

"1人ひとりが自分のモノサシで幸せを追求し続ける社会を実現する"
これは僕が代表を務めるAcroforce株式会社で掲げるMissionです。これまでは5000名弱の就活支援と100社弱の採用支援を行ってきた道は、決して楽な道のりでは無かったですが、このMissionの存在が自分自身の原動力となり、行動軸になっていたと思います。ではそもそも、なぜMissionが必要になるのかというと、目標を定め共通認識を合わせる事で全ステークホルダーの理解度(あるいは解像度)を揃えるためだと思っています。「就活支援やっている会社だよね」とか「新卒採用の支援やっている会社だよね」とか「学生インターンの会社だよね」とか、さまざまな異なる意見を外部から言われるのはもちろん、内部でもズレを感じ始めた事が策定しようと思ったキッカケです。今となっては、僕自身はもちろん、行動の基点となる指標は、何か目標を持ったチームには必須だと考えています。

Panic Zone

まずは今年5期目を迎えることが出来たこと、関わる仲間たちはもちろん、いつも支えてくださる皆様に心の底から感謝しています。この場を借りて本気でお礼を伝えたいです。よくも社会経験が全く無い、自分の理想に対して、企業さまや担当者さまがこんなにも応援してくれたなと。今当時に戻ったら、絶対にもっと考えて実行すると、神に誓って言えます。無知って本当に怖いなと。あんまり言えないんですけど、実は起業して2年弱は、毎月1回は必ず体調不良(頭痛や発熱)を起こしていて、もうそれはパニックゾーンを超えて、ビジネス人生における生死の境目を行き来していたなと思っています。そんな自分が落ち込んだのは無論仕事を通じてでしたが、逆に、自分自身、自信がつき、楽しめるのもまた、ビジネスというフィールドであり、追う負担よりも得られる小さな成功体験の総量の方が絶妙に勝っていたんだと思います。そんな小さな成功体験の連続はすべて、"周りの方々の支え"あってのものだと、今となっては100%思います。正直当時、「ゆーても俺のおかげやな。よく頑張ったな俺。」みたいなこと思っていたので、「(俺の活躍の場を用意してくれて)この度は誠にありがとうございました!」みたいな感じだったと思います。逃げなかったのは、自分の意志があったからだなと思っています。これ、目標なかったら、とっくに心折れて、自分自身ドロップアウトして、今頃地元のコンビニとかでアルバイトしてるんじゃないかなって、今でも思います。なので、時には逃げてもいいのでは?って思っています。再起不能になったら、取り返しがつかなくなってしまいます。一度逃げてみて、幸せ掴み取れるなら、それでもよく無いですか?と。

Stay Happy

スタンフォード大学で1921年から延々に続く"1400人以上の優秀な子供の人生を再度まで追跡した壮大な研究"によると、何かを行って失敗した後悔と、行わなかった時の後悔では、後者が遥かに後悔の程度が大きくかつ長続きするという結果があります。これは、悔いなき人生を送るためには挑戦し続けることが大切ということを説いた実験だと、強く思います。幸せであり続けるためには、挑戦をし続けることなのではないでしょうか?

To be continued

たくさんの失敗と、小さな成功体験から、設立5期目を迎え、ようやく経営者としてはスタートラインに立てたと思っています。Missionを実現するためにも、まずは自分自身が、挑戦し続けるという"モノサシ"を持って、幸せを追求し続けていきながら、支えてくれる方々に恩返ししながら、より良い社会をつくるために貢献出来るトップリーダーを目指して参ります。5年後・10年後の自分に向けて、きちんと挑戦記録を残しつつ、想いを発信し続けられるよう頑張ります。

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