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なぜ「ZEROWORKS」が世の中に必要なのか

※noteですが、今回も主には社内向けになります。社外の方は気になる人だけみてください。

2020年、コロナ真っ只中で「ZEROWORKS」という事業をスタートさせた。AcroforceとしてはGrowth Stageに継ぐ2つ目の事業であり、僕自身の数年間の現場経験から感じ取った課題を解決するためにスタートさせたこともあり、初めて事業をつくるときより何倍も解像度の高い状態でのスタートだった。

ゼロから働くをつくる、ZEROWORKS。

アルバイトや長期インターン、これらの機会はすでにある程度溢れかえっており、「ゼロキャリア」と言ってもあまり区別がつかないという意見をもらうことも少なくないので、今回はその辺りの考え方を言語化し、展望具体についても記述していこうと思う。

ZEROWORKSをスタートさせた理由

理由は明確だ。「ファーストキャリア選択におけるミスマッチの防止」、「若者の労働力を社会に還元する」この2つを実現するためだ。

ファーストキャリア選択におけるミスマッチ。じつはこの問題は一切解決の方向に向かっておらず、3年以内に3人に1人は辞めていくという問題がある。もちろんネガティヴなものだけではないので、すべてがミスマッチとは断言し難い。ただ1つだけ言えること。それは多くの若者たちは「どうなりたい」「何がやりたい」が全く定まらないままに、とりあえず就活対策的な自己分析を行い、選考突破するために理論武装をして、ファーストキャリア選択を迎えていくということだ。現に僕自身、新卒支援領域事業での起業だったので、設立前後で大体2000名ほどのファーストキャリア支援に従事してきた。直接面談を行い、最大で5回・10回と面談を実施しながら、自分たちなりにファーストキャリアにおけるヒントを提供し、僕が出会ってきた大人たちとの接点提供を通じて、視野を広げるということに努めてきた。

約4年ほど上記を行ってきて、分かったことは、「就活という機会を通じて社会への理解を深めていくことは極めて難しく、結局のところ就労機会を通じて仕事とは何かの理解を深めていくことが良い」ということだ。

専門性が高く、社会進出に直結するような学問の追求機会を除き、それ以外の若者たちが「就労機会を前倒しさせること」を実現したい、そんな思いでZEROWORKSという事業をスタートさせた。

アルバイトで良くないか?というツッコミ

よくこの話をすると、「アルバイトの何が違うのか」ということを突っ込まれる。アルバイトの語源をご存知だろうか。アルバイトとは、ドイツ語の「arbeit」からきており、学業の片手間にするという意味があるのだ。※諸説アリ

"学業の片手間で"という認識ではなく、あくまでも学業と並行した存在、そして学業に中途半端に使うはずだった時間をスイッチしてベッドする"機会"として、このゼロキャリアという概念を広げていきたいという想いがある。現在は長期インターンという位置付けで若者たちを受け入れているが、ゆくゆくは高校卒業後に大学に入らずにZEROWORKSを4年間経験することで大卒よりも+50〜100万円で就職できる、そんな世界を目指していることもあり、アルバイトではなくZEROWORKSという事業を通じてゼロキャリアづくりに取り組める環境をつくっていくという意味を持っている。なので、アルバイト生として集めたり、アルバイトという認識でメンバーが来てしまうと、描きたい世界とズレが生じてしまうのだ。

ZEROWORKSが目指す世界

まずは民間企業主導で、職業訓練モデルを創出したいと思っている。法学部で熱心に勉強すれば弁護士になれたり、医学部で熱心に取り組めばお医者さんになれることは本当に素晴らしい世の中だ。並大抵の時間と努力でつくれる仕組みではない。なのでどちらかと言えば、セールス/マーケティング/カスタマーサポート/エンジニアなど、こういった仕事を2〜4年間かけて、きちんと給料をもらいながら経験することができ、職業経験機会を前倒ししてあげるとともに、大卒である年齢22歳前後で、すでに社会人経験が2〜4年ある若者たちがファーストキャリア即戦力で各社で活躍できるような世界を目指している。

また、僕はアカデミックの最高峰東京大学を目指すことと同じぐらい、キャリアの最高峰ZEROWORKSを志す人間が増える未来をイメージしている。賛同してくれる民間企業はもちろん、国の応援も得ながら、このZEROWORKSが描きたい世界をたくさんの素晴らしいステークホルダーと共に実現していきたいと思っている。

50,000名の若者が、4年間、給料をもらいつつ働きながら社会との距離を縮めていきつつ、勉強や部活動、スポーツなどで中途半端だった人たち、夢が潰えてしまった人たちがいち早くビジネス機会に触れることで、社会人として活躍できるようなそういった起死回生のロードマップを若者たちが自身で描けるような、そんなインフラをつくっていけたらと心から思う。

最後に

ZEROWORKSは、Acroforceの中でも最注力事業の1つであり、理想のまだ1%も成し遂げられていないと思っているが、ようやく0.5%⇨1%ぐらいになったのでは??と最近強く感じており、いよいよスタートラインに立ったのでは??と思っています。こんな志を持っている事業(会社)は唯一無二だと思っていますし、そんな事業を共に創り上げられることを誇りに思っています。2Qも、ぶち上げていこう。

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