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『テレビマンからプロボクサー、警察官を経てボクシングジムを開くまで』#5

4月も中旬を向え、桜の見頃は過ぎてしまいました。
あっという間のこの華やかさが素敵で、また来年も出会いたいと思わせてくれます。

高校に入学すると決めていた通り、野球部に入部する事にしました。
これが、私の人生で初めてちゃんと運動をする経験でした。
新入部員は私を含め、10人くらいはいたかなという記憶があります。
みんな小学生の頃から野球をやっていて、すでに歴として6年近い差はあったのですが、私は実況パワフルプロ野球(テレビゲーム)をやっていましたし、プロ野球も観ていたので「やれる」という「自信」しかありませんでした。
人間って恐いですよね (笑)

プロボクサーになるために野球を始めた私は毎日休まず部活に通い、背番号「20」を貰い夏の大会はベンチ入りすることが出来ました。
開会式で神宮球場を行進したのは良い思い出です。
しかし、そんな私の高校野球も3ヶ月で幕を閉じました。

ボクシングのために始めた野球をなぜ辞めたのか…

夏の大会が終わると監督が代わり、甲子園を目指すと言い出してしまい、少し違うなという気持ちはあったのですが(笑)
坊主にしろという監督命令にもしっかりと従ったのですが、弱小野球部で特に練習方法も教わっておらず、3ヶ月経っても正直ルールもよく分かっていなかったし、とどめとしては、スライディングのやり方を「うつ伏せになれ」と言われ引きずられ辞めようと決意しました。
私が目指したのは、甲子園ではなく世界チャンピオンだったので。

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