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【小説】ネコが線路を横切った14

今までのお話はマガジンから

作家・藤村架奈プロフィール

藤村架奈(ふじむら かな)
(本名非公開)
『ネコが線路を横切った』で第17回文鳥社文芸新人賞特別賞受賞
1991年作家デビュー
同作品は、漫画化・映画化される
映画は1992年年間ヒットベストテン第3位
映画から派生した略称「ネコセン」が1992年流行語大賞入賞

2作目『ケンチャンのネコはどこに行った』
『ネコが線路を横切った』に登場する「西洋居酒屋SIN」の常連ユウジを主人公とした小説
ユウジは、『ネコセン』の主人公・ハルミをひそかに想っていたらしい
ハルミが「西洋居酒屋SIN」からいなくなってから探したけど見つからず
その後パティシエとして成功したハルミが書籍『ハルミのカンタンお菓子教室へようこそ』出版記念サイン会で再会
ファンとしてハルミを応援、さらにはパティシエとしてのハルミをプロデュースし、生涯を共に過ごしたという恋に生きた男を描いて話題になった一作

3作目『姉と弟の奇妙微妙絶妙』
『ネコが線路を横切った』に登場する「西洋居酒屋SIN」のマスターとマスターの世話を続けているユミとの関係を描いた小説
マスターとユミは、恋人なのか姉弟なのか、過去に結婚していたのか、といろいろ思わせぶりな表現があるものの、明確にわからず読者の想像力を刺激された
この話には、ハルミはワンシーンしか登場していない
ハルミが「西洋居酒屋SIN」から家に帰るキッカケは、ユミの存在があったのだと思わせる『ネコが線路を横切った』に回帰する小説

以上「ネコセン3部作」としてベストセラーとなった

ネコセン3部作以降、文鳥社の文芸誌で短編小説を数本発表
詩も手がけた

ネコセン以上のヒットもなく、22歳で作家廃業宣言

(文鳥社HP 作家大全より)


つづく


※この物語はフィクションです。
実在の場所や団体、個人とは関係ありません。


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