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【コラム・手紙を書く】25)万年筆はメンテナンスをしながら丁寧に使う

万年筆を使って45年、万年筆販売経験あり、万年筆をこよなく愛する中野谷つばめの万年筆についての話です。

万年筆は、どんどん使ってこその書く道具です。
せっかく買ったり贈っていただいたのに使わないなんてもったいないです。
使えば使うほど、自分の書き癖がついてなじんできます。
なので、毎日使うのがおすすめです。

万年筆は、一度インクを入れたらインクを使いきるまで書いて書いて買いまくるのがベストです。
けど、もしも、毎日使わずにインクを入れたまま1週間以上放置したら、メンテナンスしてあげましょう。

カートリッジインクという、インクが入った小さな管を使っていたら。
インクが出ない~という状態になってしまったら、ペン先を布でぐるぐる巻きにして、2~3回振ってみてください。
これでインクがでたらすぐ使えます。

もしもインクが出なかった場合、いま入っているカートリッジはあきらめてください。
カートリッジを抜いてペン先を洗います。
一度抜いたカートリッジは、また入れるとインク漏れの原因となるのでおすすめしません。
ぬるま湯に入れたコップに、ペン先を入れてひと版放置します。
翌日、ペン先を取り出してよく拭いて乾かします。
ひと晩水の中で放置することで、ペン先にたまった汚れは落ちます。
その後、新しいカートリッジを入れるとまた使えます。

プロの手を借りたい時には、百貨店や大型文具店など、販売員の在中しているお店へ、万年筆を持っていきましょう。
あ、中野谷つばめもメンテナンスはできますよ。

自分が好きで書きやすいと思った万年筆。
どんどん使って自分仕様にしちゃいましょう。


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