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里親登録への道〜機中八策とは?〜

2021年9月
所長面接の日、「機中八策」という講習を受けました。

同じく面接をしたご夫婦と私たちの二組が参加しました。
講義をしてくださったのは、所長さんです。

わたしは、法律の改正にはかなり疎い方だと思います。
体罰が法で禁止されたというのは、ごく最近の話だそうです。

体罰がいけないということが最近までは法律では禁止してなかったことに驚きました。

法が定まる前の意識調査結果で
しつけのための体罰を

  • 積極的にすべきだ

  • 必要に応じてすべきだ

  • 他に手段がない時のみすべきだ

と言う項目が過半数を上回っていました。

法律は「しつけ」としての行為もNG

暴力的な言葉を投げかけたりする光景は街中でも見たことあります。
「静かにしなさい」
「じっとしてなさい」
「何度言ったらわかるの?」
「言うこと聞けないなら、そこにずっといなさい」
などと声をきつめに荒がるお母さん

どんな時でも暴力的な行為は見苦しいし、心が痛いです。

自分が子供だった頃を振り返ってみると
親はわたしには手をあげたことはありません。
怒鳴られたりしたことはあります。
なんとなく、親にビクビクしていた記憶はありますが
恐ろしいことをされたことはないはずです。

大したことはされてなくてもビクつくということは、された子供はどうなのでしょうか?!

講義の中で
体罰を受けると子供の脳が萎縮してしまうと聞きました。

脳科学的にも体罰は良くないということですね。

体罰をしないためにどうするべきか?
それが「機中八策」

【ブルーカード】
青ざめてしまうような暴力的コミュニケーション
”ひどいおとぎばなし”

ひ:否定
ど:怒鳴る・叩く
い:嫌味を言う
お:脅す
と:問う・聞く・考えさせる
ぎ:疑問形
ば:罰を与える
なし:なじる(人格を否定する)


【オレンジカード】
ほっこりあたたかい伝わりやすい非暴力コミュニケーション
”ほまれかがやきを”

ほ:ほめる・認める
ま:待つ
れ:練習する
か:代わりに行動する
が:環境作り
や:約束する
き:気持ちを理解する
を:落ち着く

具体的な例を挙げて説明され、夫婦で話し合ったりしました。
子育てではなく、職場でも言える話であり、夫婦間でもそうですね。

ブルーカードが出てしまうのは感情的に突発的にしてしまう言動・行動です。
その瞬間は、相手の為と思ってする行為ではないのです。

「問う・聞く・考えさせる」というのは言葉だけ見ると
何で?と思ったのですが
所長さんが実演してくれたら、なるほど!それは感情的だし子供を追い込んでいて、ありがちな光景でもあると感じた。

人間誰しも感情的になってしまう時があり、それをどうコントロールするか正すかなんですね。

ブルーカードを出してしまったら、それに気づき、冷静さを取り戻して、オレンジカードを出す
これが大事ということです。


ヨガの八支則の一番最初
「ヤマ」の中の
アヒムサー(非暴力)がこれに当たると思いました。

これはヨガを行う上で、土台です。

人間が心地よく生きることでとても大事な教えです。

いろんなことが繋がって心に響きました。

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