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里山大百科「春」タンポポ

春の野原や道端なら、どこでも見かけるタンポポ。

日本には20種近くのタンポポがあるといわれる。

種類はともかく、春の代表的花はと問われれば、まずタンポポを思い描く人が多いであろう。

白い綿毛の果実を飛ばして遊んだ経験はだれにでもあるはず。

そんなありふれた花ではあるが、よく見ると興味深い生活事情がある。

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▲都市開発とともに増えていったセイヨウタンポポ(埼玉県所沢市/新開孝・撮影)

セイヨウタンポポが日本に入ってきたのは明治時代のことで、それ以後、全国に広がって各地で見られるようになった。

都市部周辺のタンポポといえば、ほとんどがこのセイヨウタンポポであるが、一方で在来種のタンポポは減少している。

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