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ネイチャーフィールドnote

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#野生動物

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森の動物 第5回 アオバト(ハト科)

 梅雨のころ、緑の生い茂る谷や沢筋を歩くと「アーオー、オーアオー」とまるで人の声のような、また、笛の音のような鳴き声を耳にすることがあります。この声の主が、今回紹介するアオバトです。

森の動物 第4回 ウサギコウモリ(ヒナコウモリ科)

森の動物 第3回 ムササビ(リス科)

ムササビ/リス科齧歯類(1992年冬号掲載)ムササビは本州、四国、九州に分布する齧歯(げっし)類、つまりネズミやリスの仲間です。体の大きさは約40センチで、尾の長さも体と同じほどあり、これは齧歯類の中でも群を抜いて大きなものです。

自然よもやま話「オオバンとオナモミ」

河川敷に広がるオナモミ畑 埼玉県の元荒川という川を取材していた時の事です。 河川敷を歩いている途中、ふと、足元を見ると…… うわあ!いったいいつの間に? 改めて辺りを見回してみると、近くに生えている植物は、なんとみんなオナモミ!広大なオナモミ畑になっていました。 オナモミというと、小学校の登下校中に友達に投げつけて遊んでいた記憶があり、その記憶もあって好きな植物です。 しかし、このオナモミはどうやら帰化植物の「オオオナモミ」のようです。在来種である「オナモミ」はこのオ

里山大百科「冬」カラス

▲ハシブトガラス(東京都葛飾区/撮影・平野伸明) 市街地にはハシブトガラスのほうが多い。 ▲ハシボソガラス(東京都葛飾区/撮影・平野伸明) 郊外でよく見られるハシボソガラス。

中川雄三「カワセミの四季」夏その3

▲ダイビング(8月下旬) カメラ(キヤノンニューF1)レンズ(800mmF5.6)絞り(f5.6)シャッター速度(1/30秒)フィルム(KR)

森の動物 第2回 モリアオガエル(アオガエル科)

「森の動物」は、自然写真家・中川雄三が、1989年頃~2005年頃まで林野庁管轄・林野弘済会発行の機関紙「森」に連載していた記事を、Web用に再編集・加筆したコーナーです。 モリアオガエル/アオガエル科(1997年夏号掲載) モリアオガエルは、その名のとおり森に暮らすアオガエルの仲間です。 アオガエルは一般的なアマガエルの仲間とは異なり、体も手足の先の吸盤も一回り大きく、日本に住む代表的なものにはモリアオガエルをはじめカジカガエルやシュレーゲルアオガエルが知られています

里山大百科「冬」冬のカモ

カモたちを見るのに冬は絶好の季節だ。 近くの池や川などでカモたちがたくさん羽を休めている。 よく見ると、同じように見えるカモもずいぶん種類が多いことに驚かされる。 単に羽の模様の変わったものなのか、それとも正真正銘の珍鳥なのか。 ▲ハシビロガモはあまり数多くは見かけない。写真はオス。/埼玉県富士見市(撮影・平野伸明)

「チョウゲンボウ」著者インタビュー02肩書のない職業

noteにて無料公開された野鳥写真集「チョウゲンボウ 優しき猛禽」 なぜチョウゲンボウというテーマを選んだのか。撮影当時の思い出など、著者・平野伸明に、いろいろな話をお聞きました。 第2回目、どうぞお楽しみください。インタビュアーはしげゆかです。 平野 伸明(ひらの・のぶあき) 映像作家。1959年東京生まれ。幼い頃から自然に親しみ、やがて動物カメラマンを志す。23才で動物雑誌「アニマ」で写真家としてデビュー。その後、アフリカやロシア、東南アジアなど世界各地を巡る。38才の

里山大百科「冬」冬を生き抜く鳥たち

里山にも冬がやってきた。 秋までの餌が豊富な季節と違い、冬は餌に乏しく、寒く、厳しい。 鳥たちは一日一日をいかに生きてゆくかが勝負だ。 つらく厳しい冬を乗り切ると、待ちに待った春が鳥たちを迎えてくれる。 ▲イソシギ/埼玉県坂戸市(平野伸明・撮影) 川の中の昆虫たちも冬はめったに出てこない。餌を探すイソシギに冬は厳しい。

「チョウゲンボウ」著者インタビュー01ひとつの鳥に青春を賭ける

noteにて無料公開された野鳥写真集「チョウゲンボウ 優しき猛禽」 なぜチョウゲンボウというテーマを選んだのか。撮影当時の思い出など、著者・平野伸明に、いろいろな話をお聞きました。 どうぞお楽しみください。インタビュアーはしげゆかです。 平野 伸明(ひらの・のぶあき) 映像作家。1959年東京生まれ。幼い頃から自然に親しみ、やがて動物カメラマンを志す。23才で動物雑誌「アニマ」で写真家としてデビュー。その後、アフリカやロシア、東南アジアなど世界各地を巡る。38才の頃、動画の

となりのアライグマ その4「アライグマの子別れの季節」

アライグマの子別れの季節アライグマが子どもを産むのは春。一度に出産する数は平均4頭、多くて7頭です。アライグマの子どもは、生まれてからひとり立ちする数か月まで、母親や兄弟と行動を共にします。 10月――この頃になるとアライグマの子どもたちは十分に成長し、母親とほとんど変わらない大きさになります。この状態ならば一人になっても厳しい自然を生き抜くことができるでしょう。いよいよ、子別れの季節がやってきます。 ▲トレイルカメラに映った、家族で行動するアライグマ

里山大百科「夏」林の合唱団セミ

里山の夏に響き渡るセミの合唱。 高い梢で鳴く姿は、子どもばかりでなく、大人の注目も引く。 セミは夏の風物詩として親しまれているが、よく聞いてみると春から初夏、盛夏、晩夏、秋の気配まで、鳴き声の種類が移ろうのがわかる。 季節の流れを蝉時雨に感じとりながら、林の中の合唱団を見学してみてはどうだろう。 ▲晩春から鳴くハルゼミ/埼玉県滑川町(撮影・大久保茂徳) セミの中でも最も早く晩春から初夏にかけてマツ林で鳴く。 鳴き声:ゲーキョ ゲーキョ。 ▲アブラゼミ/埼玉県小川町