マガジンのカバー画像

ネイチャーフィールドnote

自然・鳥・動物に特化した映像制作会社「つばめプロ」が、写真、動画、音声などを交えて、自然にまつわる記事を発信していきます。
月300円で過去の記事もすべて閲覧することができます。無料記事も多数!
¥300 / 月
運営しているクリエイター

2021年5月の記事一覧

中川雄三「カワセミの四季」春その7

▲巣立ちビナへの給餌(5月下旬) カメラ(キヤノンニューF1)レンズ(800mmF5.6)絞り(f5.6)シャッター速度(1/125秒)フィルム(KR)

里山大百科「春」タンポポ

春の野原や道端なら、どこでも見かけるタンポポ。 日本には20種近くのタンポポがあるといわれる。 種類はともかく、春の代表的花はと問われれば、まずタンポポを思い描く人が多いであろう。 白い綿毛の果実を飛ばして遊んだ経験はだれにでもあるはず。 そんなありふれた花ではあるが、よく見ると興味深い生活事情がある。 ▲都市開発とともに増えていったセイヨウタンポポ(埼玉県所沢市/新開孝・撮影) セイヨウタンポポが日本に入ってきたのは明治時代のことで、それ以後、全国に広がって各地

里山大百科「春」春の野鳥

里山に待ちに待った春がやってきた。 鳥たちは伴侶を求めて求愛し、巣をつくり、卵を生み、雛を育てる。 生まれて間もない雛たちは 親鳥の胸に抱かれてすくすくと育ち、 やがて、大きく未知の世界にはばたいてゆく。 ▲カワラヒラのオス(右)とメス(左)(埼玉県狭山市/武藤健二・撮影) 鳥の中にはカワラヒワのようにオスがメスに餌を与えることがある。おもに繁殖期に見られる行動で求愛給餌と呼ばれている。

中川雄三「カワセミの四季」春その6

▲巣立ち直後のヒナ。巣立ちはたいていが早朝に行われる(5月下旬) 写真左:カメラ(コニカFS1)レンズ(300mmF5.6)絞り(f8)シャッター速度(1/30秒ストロボ同調)フィルム(KR) 写真右:カメラ(コニカFS1)レンズ(300mmF5.6)絞り(f5.6)シャッター速度(1/30秒ストロボ同調)フィルム(KR)

里山大百科「春」緑のフィルター

芽吹きは不揃いながらも着々と進行している。 ふと林床を見渡せばあちこちにうっすらと影ができ始めている。 若葉を見上げて探し求めてみると。その特徴ある形、開き具合で木々の名前もわかるからおもしろい。 若葉は個性を精一杯主張しているように見えるが、広大な林の中で光をめぐる競争に遅れを見せまいと必死なのかもしれない。 ▲ホオノキの若木(新潟県黒川村/新開孝・撮影) ホオノキの若木が天空に向けて葉を広げ始めた。他の木々を追い越し天空に突き抜けるのはいったい何年先のことだろう

中川雄三「カワセミの四季」春その5

▲ヒナの食欲は旺盛、まだ薄暗いうちから餌を運ぶ(5月下旬) カメラ(コニカFS1)レンズ(55mmF3.5)絞り(f8)シャッター速度(1/4秒ストロボ同調)フィルム(KR)