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ネイチャーフィールドnote

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2021年1月の記事一覧

里山大百科「冬」くずかき

くずかき、あるいは落ち葉かきは、雑木林から落ち葉という堆肥のもとを集める作業である。 雑木林は薪や炭を得るために植林され、定期的に伐採されてきたが、同時に堆肥生産の供給源としての役割も大きい。 この年に一度のくずかきは一方で、雑木林に生活する生きものにとってもいろいろな恩恵があり、その多様性を維持する助けにもなっている。 ▲雑木林が昔のような人間との生活とのかかわりをほとんど失った今でも、落ち葉という有機物を求めて、くずかきは行われる。/埼玉県所沢市(撮影・新開孝)

自然よもやま話「メジロの巣作り その1」

自然に 自然に もっと聞きたい自然のお話 生き物のお話 「自然よもやま話」 はじまりはじまり 今回は「東京都檜原 都民の森」で自然ガイドを務める浦野守雄さんにお話をお聞きしました。 浦野守雄(うらの・もりお) 昭和32年生まれ、東京都あきるの市出身。あきる野市・檜原村を中心に活動している自然ガイドのプロフェッショナル。さまざまな生きものの写真や動画を日々撮影。「東京都檜原 都民の森」にて自然ガイドや林道の整備、展示企画などを行う野外利用指導員として30年以上勤める

里山大百科「冬」冬のカモ

カモたちを見るのに冬は絶好の季節だ。 近くの池や川などでカモたちがたくさん羽を休めている。 よく見ると、同じように見えるカモもずいぶん種類が多いことに驚かされる。 単に羽の模様の変わったものなのか、それとも正真正銘の珍鳥なのか。 ▲ハシビロガモはあまり数多くは見かけない。写真はオス。/埼玉県富士見市(撮影・平野伸明)

里山大百科「冬」霜・霜柱

夜間、気温が氷点以下ともなると、空中の水蒸気が地表近くの物に接触して昇華し、白いシャーベットをこしらえる。 この細氷造形の舞台となるのが草や枯れ葉。そのさまざまな姿は眺めているだけでも楽しい。 霜柱を見つけると、その一本一本の細氷柱をなんとかすくってみたくなる衝動に駆られないだろうか。 ▲畦道におりた霜。/東京都町田市(撮影・新開孝)