自分の機嫌は自分

「自分の機嫌は自分でとる」という言葉がある。
調べてみたら、ANZEN漫才のみやぞんがイッテQで言った言葉らしい。知らなかった。



みやぞんがその言葉をどういう状況で言ったのかはよく知らないんだけど「自分がネガティブになった時、周りにあたったり迷惑をかけるのでは無く、自分の力で自分の機嫌をとれるように感情をコントロールする力、それを具体的に行動できるようにしよう」という意味だと考えている。




(文章にすると難しい……)



もうちょっと考えてみる。



例えば、自分の機嫌が自分で取れない場合
ディズニーランドでまだ帰りたくないのに「もう帰るよ」と言われたとき、「イヤだ!!」「帰りたくない!!」と言って泣いたり地団駄踏んだりして、抵抗するだろう。自分の嫌な感情を表現したり人にぶつけたりして、自分のネガティブを直そうとしている。これは子どもあるあるだな。


自分の機嫌は自分でとれる場合はどうだろう…
たぶん「帰る」という自分の望んでいないこと(ネガティブ)が起こりそうなとき、「忙しい中連れてきてもらえたし、ありがたい」とか「楽しかったからいいか。」とか譲歩とかで自分の納得する形に落とし込んだりできる。そうすれば、感情的になったり、ネガティブな気持ちにならない。

これは自分のネガティブをコントロールしているので自分の機嫌は自分で取れていると言える。

きっと自分の機嫌をとれる人は、ネガティブな感情をほかのものに置き換え、自分の利益(ポジティブ)になるように瞬時に考えられるんだと思う。





このような瞬発力は、本当に大切だと感じているし、これから生きていく上で絶対に習得したいと日々思っている。




私はこのノートを更新していない間にも色々なネガティブを体験した。



「自分の機嫌は自分でとる」とニュアンスが違うかもしれないけど、ちょっと似ているから書いてみる。


例えば、4/16 恵比寿リキッドルームワンマン
この日は1年の集大成と言える日で、みんながこの日に向かって一生懸命になっていた。絶対に成功させようという強い意志のもと本番を迎えたが、本番直前にド緊張した。

舞台袖、本番直前に心臓がこれでもかってぐらいオレだ!オレだ!って主張してきた。

本番前に友達が楽屋に駆けつけてくれたが、心臓に意識を持っていかれて、抜け殻だったので素っ気なかったかもしれない……あんまり覚えていない…そんくらい心臓は主張していた。(ごめんなさい…)

緊張は悪くないやつなんだとは頭では分かっているんだけど、私は、緊張と共にとてつもなく不安がやってくるタイプで、混乱したり空回りする。
いつも間違えないところ間違えたり……


(余談だけどレコーディングとかでも緊張して歌詞をよく噛んだり、めっちゃ力んだりする。ライヴでもよくあります……汗)


そんときは、

「あぁ…どうしよう、これは1年の集大成だし絶対成功させなきゃ、すごく長いから曲の繋ぎとか間違えたりしないかな…そもそもテンパって振り間違えたりしないかな…そもそも完走出来るのか……?」


とネガティブな感情がドクドク流れる血液と同じくらいのスピードで身体を駆け巡っていた。


という時にも、そのネガティブ思考を変える瞬発力や自分の機嫌は自分で取れる力があれば、その緊張でさえも強みに、ポジティブに変えられると考えている。



でも、このネガティブな感情というのは、厄介で脳で分かっていても身体を支配していて、制御が出来なかった…………なんなんだ。



私も当時は、緊張していることはいいこと……とか無理やり考えたけど、本番が近づいてくると緊張は高まって行く一方で、血液がものすごい速さで全身を駆け巡るし、心臓は外から見ても形が浮き上がってるんじゃあないか?というくらいに動いていて、目が回りそうになった。


もはや自分の機嫌は自分で取ろうとしても身体に拒否されている、感。


舞台袖に行く時にはついに、夢みたいにふわふわしたし、ボクらのWednesday のポーズした時なんか内蔵が口から出そうだった。曲中もかなり出そうで危険だった。


何とか三、四曲目で正気を取り戻したんだけど、やはりあの緊張で調子は狂ったかもという感じはした。(それは曲をやるにつれて、グラデーションのように無くなった。)



そしてワンマンライヴは無事終わったのですが、色々反省点はあれど、心に残ったのはこのメンタルコントロールの問題だった。


その後にも生誕祭やソロをやらせていただいた時にもド緊張していて、実はいつもの歌とはかけ離れた歌声を世の中に放出している。
あとから歌を聞いてびっくりしている……



毎回ソロをやる機会を与えてもらう度に、なんだかなぁ…みたいな気持ちになっているのでどうにかこの自分の機嫌は自分出てる力、瞬発力を身に付け、実践するというのが目標だ。



この力を身につければ、割と無敵だなと感じる。
まず自分は自分でコントロールできるという自信がつくし、どんな事があっても自分をコントロールるしよりいい方に持っていくことが可能だ。
(その時その時で適切な判断をする能力は必要だが)


私がこの能力を身につけるにはどうしたらいいか。場を増やすとこ、自分に自信をつけること、メンタルのコントロールについて専門的な知識をみにつけること沢山あるが、やってみないと分からない的な部分が多い。



そこで、次回活用できそうな具体的な方法を思いついた。


ズバリ「みんなの顔を見ない」!!!
(つばめソロの場合)




やはりステージというもの、今から私が何かやることに責任があると感じるのと、本番はミスしたくない、ミスできない!!の理由が主に緊張の原因だとココ最近わかったので、みんなの顔を見ない事で、脳に「ここはお家のお風呂場…」「カラオケボックス…」だと錯覚させる作戦だ。


どうですか?これならとりあえず1歩踏み出せそうな気がして。ソロに限りですが……やってみる価値はあると思うんです。



まぁ、歌が上手とか下手とか緊張でガチガチだからとかじゃなくて、みんなが笑ってくれたり楽しんでくれたなら私はいいんだけどね……



こんな私ですが、これからも色々な事試したりして何とかこの世界にしがみついていたい。
服部つばめ、これからも頑張れ。

こう思えたのも応援してくれる人たちのおかげだよ…いつも暖かい言葉ありがとうね。おかげで、しがみつけてますよ…しがみ…シラミのようにね……(最悪な〆)




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